

今月7日83歳で亡くなられた永六輔さんの悲報に続いて、大橋巨泉さんも12日に82歳で永遠の眠りに…。
相次いでテレビ創生期の人気者が姿を消してしまい、何とも寂しい限りです。日本のお茶の間にテレビ時代が
到来したのは1953年頃で、大相撲やプロ野球中継、またクイズ番組『ジェスチァー』などが大人気でした。
片田舎の我が実家でも新しいもの好きな父が早々にテレビを買い込んで、仕事が終わるとテレビを観ながら
ご機嫌よく晩酌を楽しんでいたことを思い出します。


永六輔が脚本を書いた『夢であいましょう』は1961年、大橋巨泉が司会する『クイズダービー』は1976年に
スタートしましたが、如何にも軽妙洒脱で都会風の番組でした。音楽バラエティ、『夢であいましょう』からは
“上を向いて歩こう”、“遠くへ行きたい”、“こんにちは赤ちゃん”など、数多くのヒット曲が生まれました。
また競馬形式の『クイズダービー』では、篠沢教授・はらたいら・竹下景子などの名答や珍答に感心したり
大笑いしたり…楽しい思い出が一杯です。「一億総白痴化」と揶揄されながらも人々の生活はテレビと共に
進化


学んだように思います。思えば明るく活気ある






一世を風靡したテレビ界の寵児お二人を同時に失って、いま大きな喪失感に襲われています。
これからは天上から人間世界を見下ろして、「イヤハヤ全く何やってんだか…」時々睨みを利かせて下さいね。