NHK大河『光る君へ』第3回には、『源氏物語』の「帚木」に出てくる
≪雨夜の品定め≫を思い出させる場面がありました。
17歳の道長が宮中で宿直をしていた雨の夜
貴族の友人たちと女性の品定めをする話です。
原作『源氏物語』では、女たちを上・中・下にランク付けし
どのよう女が「上の女」で、「中の女」とはどのような女なのか‥
自分の経験談を踏まえながら論議するという場面設定です。
ドラマでは、そのシーンを想起させる3人の男性間で交わされる
女性に関する会話があり
「和歌は上手いが顔がマズイ」なんて台詞もあって
如何にもモテ男によるオンナ品評会‥みたいな雰囲気を醸していましたね。
恐らく此の様な形で、原作の一部分が随所に散りばめられていくのでしょう。
平安才女・紫式部の長編小説が
どんなふうに料理されて目の前に並ぶのか、愉しみです。