早朝のラジオで、今日が『女性雑誌の日』と知りました。
そんな記念日があったとは‥長い間 生きてきたけれど初耳です。
今から331年前の 1693年2月27日、イギリス・ロンドンで世界初の女性週刊誌
『ザ・レディス・マーキュリー』が創刊されたのを記念する日だとか‥。
此の雑誌は、男女の両方に向けた週刊誌『ジ・アセニアン・マーキュリー』から
女性読者向きに派生した雑誌で、恋愛や結婚など女性の悩み相談を扱った内容だったそうです。
日本では1911年、平塚らいてう(雷鳥)が創刊した『青鞜』が最初で
その創刊号に寄せた文章の表題「元始、女性は太陽であった」は
女性の権利擁護を象徴する言葉として広く知られています。
僅か25歳の雷鳥が、日本女性の啓蒙を目標に『青鞜』を発刊した心意気を思うと
明治の女性たちの強い想いに心が震えます。
さて‥我が身を振り返って女性雑誌に関する思い出といえば
中学生の頃 J先生に言われた言葉が、今も心の何処かに残っています。
これからの女性は一人の人間として自立して生きるべき‥と話した
J先生お勧めの雑誌は、『婦人公論』でした。
母や叔母たちが読んでいた『主婦の友』や『婦人倶楽部』などの
実用雑誌と違って、何やら小難しい記事が多かったことを覚えています。
今になって想うに‥、我が人格の形成に及ぼしたJ先生の影響は
陰に陽に 決して小さくなかったと考えざるを得ません。
三つ子の魂 何とやら‥『婦人雑誌の日』雑感でした。