『98歳。戦いやまず日は暮れず』‥ やっぱり佐藤愛子さんは面白い
此の本を出版した2021年には98歳だったが
2023年11月5日に百寿を祝って、現在なお矍鑠たる佐藤愛子さんは
誠に尊敬すべき、壮健シニアの鑑でありましょう。
2017年の『90歳。何がめでたい』に続く本書は
巻末に「皆さん、さようなら。ご機嫌よう。ご挨拶して罷り去ります」と
書かれているが‥はて
佐藤愛子さんが、そう簡単にオワリになる筈は無い‥ですよね。
我が母だって101歳10ヵ月を生きたのですから
気迫あふれる、大・佐藤愛子さんなら当分まだまだ大丈夫だぁ ‥でしょう。
それにしても楽しいエッセイでした。
読んでいる途中、文中の「卯の花」につられて急に「おから」が食べたくなり
乾燥ひじきと干し椎茸を温湯で戻し、人参と油揚げとコンニャクを刻み
ささっと素早く炒り煮しながら思い出していました。
此の薄甘い味つけの「おから」は、亡き母の得意料理だったことを‥。
久し振りの「おふくろの味」美味しかったです。