kimitsuku独り言

日々の暮らしから感じたあれこれを
ひとりブツブツ独り言

上野公園にて

2016年08月06日 | 日記
       
 久し振りの上野公園は、世界遺産に登録された西洋美術館を訪れる多くの人々と、夏休みの子供たちで
賑っていました。3年前一緒にイタリアを旅し、ウフィツィ美術館を観たMarinoと、今日は西洋美術館を訪ね
ました。絵画よりも彫刻に興味があるKimitsuku、早速ロダンの傑作『考える人』と『カレーの市民』の元へ。
 初めて観たMarinoは、ロダン彫刻の力強さに圧倒されたようで、以前フィレンツェで観たミケランジェロ傑作
『ダヴィデ』を思い出していました。アカデミア美術館でオリジナル『ダヴィデ』の周囲を、グルグル周りながら
見上げて感動したあのひとときが甦ります。次に常設館に入場して膨大な絵画・彫刻を観て回りました。
興味ある作品は直ぐスマホ検索する孫娘に、「便利な世の中だねぇ…」 感心するKimitsukuおばあちゃん。 
モネの大きな『睡蓮』に感動し、ピカソのな絵画に首を捻り、フェルメールの『聖プラクセディス』に驚いたり
コルビュジエ建築のレクチャービデオを観たりして、3時間ほど広い館内を歩き廻りました。
月末にスペイン旅行を予定しているMarinoは、サグラダファミリアやプラド美術館、グエル公園が楽しみとか。
 若いうちに広い世界に触れるって貴重な体験よね。来春には社会人としてスタートする孫娘に激励の
       
 ランチは文化会館2階のレストラン・フォレスティーユで、美味フレンチを頂きました。
「豚肉ロースト ポルケッタ風 スモーク豚舌ラビゴットソース」、右「牛ロース肉ステーキ フォアグラと
トリュフのソース」。どちらも視覚&味覚とも満足させる、結構な TOKYO美味 でございました。
Marinoがスペイン旅行で楽しみなのは、バルセロナのサン・ジョセップ市場で生ハムを買い、広場ベンチで
観光客気分を満喫することですって…。10年前スペイン旅行を経験している大先輩として、ワインはカヴァ
冷製スープのガスパチョも美味しく、勿論パエリアや甘いチュロスもお勧めよぉ~とアドバイスしました。
 22年前に札幌で誕生した孫が大きく成長し、社会に飛び立とうとしている姿に感慨無量のKimitsukuです。
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『バレエの巨匠たち』 鑑賞記

2016年08月05日 | 日記
       
 8月2日・3日、東京文化会館で行われた『バレエの巨匠たち』を鑑賞してきました。1月7日の『海賊』以来
8か月振りのファルフ・ルジマトフさんの舞台です。今回はデビュー20年を迎えた デニス・マトヴィエンコの他
豪華なダンサーたちが顔を揃えたスペシャル・ガラでした。東京文化会館は初めてですが、上野美術館へは
何度か行っているので、久し振りの上野界隈散策を楽しみにしていました。
 東京文化会館は、1961年4月に開館した東京のクラシック音楽ホール先駆けとなる施設で、今回のバレエ
公演は定員数が2,300名の5階席まである素晴らしい大ホールでした 1月の渋谷・オーチャード・ホールも
良かったけれど、さすが日本の首都TOKYO。札幌住民としては羨ましい限りの文化充実度です。
 現在札幌に建設中の総合文化施設の完成が待ち遠しいこと。2年後の秋にオープン予定となっています。
       
 さて初日の公演は『白鳥の湖』から『ドン・キホーテ』まで、お馴染みの演目あるいは日本初演の9演目が
並んでいました。途中で館内放送あり、サプライズとしてルジマトフ・ソロが増えると知ってキャ~
念願の『シェヘラザード』は期待を裏切らぬドラマチックな踊り、呼吸困難を起こすのではと思うほど濃密な
10数分でしたよぉ~。やっぱりルジさん好き好き~
 興奮さめやらぬ侭に楽屋口で出待ちタイム。40分後ルジさんが姿を現しました先程の激しい舞台と違う
実に静かで穏やかな笑顔。「サイン・プリーズ」が精一杯のKimitsukuにも、快くサインをして下さいました。
この時、隣りに立っていたMarinoに目を留めたルジさん、初めて見る若い女性ファンに喜んでいたような…。
 後でMarino曰く、他のダンサーとはオーラが違っていたって…さすがぁ我が孫娘、お目が高いっ
       
 初日以上に盛り上がった3日のフィナーレで何度もカーテンコールに現れたルジさん、スタオベする観客に
最後には投げKissまでサービスしてくれました。いつまでも鳴り止まぬ拍手にかなり感激していた様子が…。
 その後の出待ちに現れたルジさんはシャワー直後らしくご覧の通りのザンバラヘアー。ワイルドな風貌と
シャンプーの残り香が、これまた素敵だったのだわぁ~
 益々ルジマトフ症候群が過激化したKimitsuku、この幸せなアホ状態は当分しばらく続きそうで~す。
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8月、古い写真に想うこと

2016年08月01日 | 日記
      
 古いアルバムを探して見つけた Kimitsuku幼少時の写真2枚。母に抱かれているのは初めての誕生日を
迎えた頃…母の着物が夏物だから、多分その頃かと思います。日の丸を持った軍国少女風の一枚は
もう少し大きくなった2歳頃かと…。ハイカラ好きだった父がカメラを手に入れて、せっせと写したのでしょう。
それにしても我ながら、あどけない表情が可愛いですねぇ 
 北海道の長閑な片田舎にも戦争の波は押し寄せていたのでしょうが、幼かったKimitsukuは両親の愛情に
包まれて海岸で昆布を拾ったり、近所の優しいお兄ちゃんと遊んだ楽しい思い出ばかりが残っています。
父が出征して無事に帰還した時には、暫く「おじさん」と呼んでいたと後で聞き可笑しいやら申し訳ないやら。 
 時は流れて幾星霜、既に父は亡くなりましたが母は元気にしております。いろいろ苦労もあったでしょうが
何もかも遠く過ぎ去り、良かったことだけを記憶している母は、幸福な人生だったと言えるでしょうか…。
 今日から8月、昭和は遠くなりあの時代を体験した人は少なくなりつつあります。いろいろ考えさせられる
盛夏8月、セピア色の古い写真に過ぎ去りし日々・亡き人々を懐かしく思い出しました。
コメント (4)
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