
昨日は、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)問題で、JAからつ、七山森林組合、玄海漁連、唐津農業委員会を志佐議員と山口県政策委員長と3人で訪問し懇談しました。
懇談では、「情報提供やシンポジウム開催など他団体との連携をはかって反対運動を広げましょう」と申し入れたものです。
「JAからつ」の才田安俊組合長は、「東京での集会で、志位さんの話を聞きました。いい話をされ共感しました」と話し、「農業生産高が減っているなかで、農協としてやる気のある農家に1億7000万円を支援しているが、いつまで続くかわからない」などと見通しのたたないなかでの関税撤廃をするTPPは反対であると話しました。
七山森林組合の森田総務課長は、「木材価格が20年前からすると30分の1に下がっている」と話しました。
玄海漁連の樋渡仁美専務理事は、「魚価が安く後継者が育っていない」「回転すしが繁盛しているように、消費者は魚が嫌いではない、輸出も含めて商品開拓が必要」と話しました。
農業委員会の、中川恵次会長は、「民主党の農業政策には疑問がある。TPPが実施されると大きな影響がある」と述べ、来月東京で大会が開かれ、自分も参加すると話しました。
どこの団体との懇談でも、TPP協定に反対の意思表示があり、連携して運動ができる可能性が広がっていることを感じた訪問となりました。
私は、団体訪問に先立ち、議員団として坂井俊之唐津市長にも「申し入れ」をおこないました。
対応した岡本憲幸総務部長は「このことは唐津市としても大きな影響を及ぼす問題」と危機感をもって対応することを話しました。
私は「唐津市としてTPPが実施された場合の影響について」市として調査をおこない公表することも求めました。

七山森林組合での作業風景です。土木工事用のクイを作成中でした。TPP協定によってこのような風景も見られなくなるのでは。