こんにちは浦田関夫です

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玄海1号機は大丈夫か 話し合いを申し入れ

2010年11月28日 07時14分25秒 | Weblog


 玄海原子力1号機は、発電開始から35年が経過しています。
日本が、原子力発電の草分けとして、技術的にも未成熟な段階で作られた原子力発電所として、原子力発電の心臓部といわれる核燃料がある圧力容器の「強度」が注目されています。

圧力容器と同じ鋼材で作られた「試験片」の「脆性遷移温度」=もろさの強度を測る温度が98度だということが明らかになったのです。

万が一、原子炉内に何かが起きた場合は、緊急冷却水が大量に注ぎ込まれ、原子炉の暴走=核溶融=を起こさないブレーキの役をします。
熱した陶器に水を注ぐとヒビが入り壊れることと同じように、鋼鉄の温度が高くなれば同じ現象がおきるために関係者がこの温度に注目しているのです。

 私と山口勝弘党県政策委員長は、11月26日に玄海原発対策住民会議と原水爆禁止唐津・東松浦地区協議会のみなさんと九州電力に申し入れに参加しました。
 申し入れでは、10月12日に九州電力との話し合いの場で、佐賀県と玄海町には、1号機の「脆性遷移温度」を知らせながら、住民団体のみなさんに公表するのは3年後の平成25年後」というものにでした。
 行政には報告し、住民には3年後しか知らせないという、不誠実な九電の態度に抗議をし、誠実な話し合いを求めたものです。

 当時九電側の職員は一人で現れ、要求書を「玄海エネルギーパーク」の玄関ロビーで受け取ろうとしたので、「ここでは入場者もいる。会議室などで正式に受け取るべきだ」と求め、場所を急遽会議室に移しました。

 要求書では、「玄海1号機は極めて重大な事態になっている」として、「重大事故(過酷事故)の発生を防止するために、1号機の実情を率直に公表し、どうすればいいか話し合いましょう」と求めました。

 この日は、マスコミも取材しており、要求書の提出のみで終わりました。



 こんなに民家の近くに原子力発電所があるところはほかにはありません。  
 
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