玄海原発対策住民会議と九州電力は、26日午前10時20分から玄海エネルギーパークで話し合いがおこなわれることになっています。
テーマは、玄海1号機の老朽化問題です。老朽化の尺度として原子炉圧力容器「脆性遷移温度」が重要になります。
九電が、1号機の「試験片」を検査会社に委託して調査した結果が、1年経過してやっとわかりました。
試験片の温度は「98度」ということです。
原子炉に緊急事態が発生した場合、原子炉を冷やすため水を大量に投入して事態を収めるシステムになっています。
高温に熱した鉄の塊に水を注いでも耐えられるかどうかの指針が「脆性遷移温度」です。
その温度が、国内原発のなかで最も高くなっていることがわかったのです。
そのことを「もっと詳しく説明して欲しい」と話し合いを申し入れ、九電も合意していましたが、突然、九電側から「マスコミのいるところでは話し合いはできない」と通告してきたのことです。
マスコミに聞かれてまずいことが九電にはあるのでしょうか。原発の安全性に関わることです。情報公開は必要です。
写真は、21日の「赤旗まつり」で学生さんに書いていただいた似顔絵です。似てますでしょうか。