国営の諫早湾干拓事業で、堤防排水門の常時開門などを求めた訴訟の控訴審判決が昨日福岡高裁でおこなわれました。
判決では、一審の佐賀地裁判決を支持し、堤防閉め切りと漁業被害との因果関係を認め、5年間の常時開門を命じました。
判決は、防災や営農に与える影響など国側が主張する開門できない理由を次々と退けており、再び国に大型公共工事の見直しを迫る内容となりました。
諫早湾干拓事業は、「大規模な水害防止」のために設置され、その後「営農」などの理由がつけられた「大型公共事業」の典型です。
670ヘクタールを農地として干拓。工事費は当初予算の2倍の2500億円です。
農家は、減反政策や営農困難で耕作放置の農地が増え、イノシシの住処になっているのに、税金の使い方が間違っています。
写真は、昨日行われた大手口再開発ビル起工式に展示してあった「完成予建物」です。6階建てです。
手前が本通りです。バス乗り場は、裏口から乗降します。来年6月の完成ですが、テナントがまだ1階と4階が埋まっていません。
唐津市は、3階と5~6階を買い取ります。
市役所側から見た建設予定地です。唐津信用金庫本店が正面に見ることができます。左は、裁判所です。