福島第一原発の事故を受けて、九電は「緊急安全対策」を国に提出しました。
それを受けて、原子力保安院は20日妥当性を確認するために立ち入り検査をしたそうです。
新聞報道では、「全電源喪失時の対応手順や電源車の配備などをしたとしています。
しかし、玄海原子力保安検査官事務所の猿渡圭輔所長は「今回はあくまで緊急対策で、今後、九電が実施する中長期的対策などを含め、総合的に判断する」と述べていますが、そもそも「安全対策を定めた基準ががない」なかで、どうやって妥当性を確認するのでしょうか。
九電は、今回の評価検査を受けて「妥当」と保安院が同意すれば、2~3号機を5月中にも最稼働する方針です。
ここにも形だけでお茶を濁す「安全神話」が現れています。
田植えが済んだたんぼ。もう一週間ほどになります。(伊万里市)