1日、2日と新庁舎建設に関しての視察を兵庫県三田市と岡山県高梁市に行って参りました。
どちらも老朽化したなかでの建て替えですが、三田市は合併しなかったことから「積立金」を準備しておこない。高梁市は、「合併特例債」と財源に違いがありました。
構造的にも三田市は「免震づくり」に対して高梁市は「耐震づくり」でした。
どちらも、市民の方に使いやすいように、オープンフローアー方式でわかりやすい表示に努力され、低層階に市民の利用が多い部署を配置されていました。
「防災拠点」としての位置づけもされ、市民の避難場所や防災拠点施設として使えるようにされていました。災害時に下水道が遮断されてもトイレが使用できるように地下に汚水槽を設けたり駐車場にマンホールを設けてトイレが設置できるなどの工夫もされていました。
環境にも配慮され、LED証明や氷蓄熱式エアコン、太陽光のほかに、会議室などは可動式間仕切りを採用し、効率的に利用できる形態となっていました。
唐津では、市民との「合意形成」と「説明責任」を果たすことと、「市民要望」をどの程度採用するか目線を下げた取り組みが必要になってくるのではないかと感じました。
最後の写真は、高梁市庁舎から望む「備中松山城」です。