
安倍首相は「アベノミクス」について、都合のよい数字を並べたてて自慢話をし、都合の悪い数字は隠し続けました。
それが年金積立金の巨額損失の問題です。
7月29日、年金積立金管理運用独立行政法人の2015年度決算で、5兆3千億円の巨額損失が発生していたことを発表しました。
選挙中は公式発表せず、選挙が終わってから明らかにしました。これはあまりにも、こ息なやり方です。国民の大事な財産である年金積立金を使って株価をつり上げ、見せかけの「成長」を演出するとは国民への裏切り行為であります。
加えて、「28兆円を上回る経済対策」です。前回の経済対策が20兆円ですからそれを上まわってる巨額な経済対策となっています。
景気対策というのは、だいたいが選挙前に「選挙目玉」として出してくるものですが、今回のように、選挙直後に打ち出すというのは前例がありません。
なぜ選挙前に打ち出さなかったかと言えば、「アベノミクスがうまくいっている」という自分の宣伝がウソであることを自分自身で暴露する結果になってしまうからです。
安倍首相は「決してアベノミクスは失敗していない。でも道半ばです。だからアクセルをふかす」と強がりを言っていたのです。
アベノミクスがうまくいっているのであれば、「28兆円の景気対策」は必要ないのでから。
国民負担のリスクがふえ、大型公共事業への「バラマキ」は中止して、国民の暮らしを応援する景気対策を行うこと国民の願いではないでしょうか。
写真は、飼料用イネをサイロにするためにサランラップ状態で巻かれています。


