昨日は、日付が変わる頃に新潟と福島の原発の行政視察をして帰って来ました。
台風の影響を受けることなく、とても有意義な視察をする事が出来ました。
21日は、「移動日」で、しぐま省三共産党新潟県議に現状をお聞きしました。
22日に、新潟県庁におじゃまして原子力行政の一端を伺いました。
県庁の玄関には、錦鯉の発症の地だけあって、立派な錦鯉が迎えてくれました。
新潟県の泉田知事は、「福島原発の原因究明がされないままでの原発再稼働はあり得ない」とのスタンスをとっている知事です。
新潟原発行政の特長である「技術委員会」についてうかがいました。
この委員会は、平成14年8月に発覚した東電の「検査不正隠し」が発覚した事から、県、柏崎市、刈羽村、東電の安全協定に基づいておこなわれるものです。
放射線防護、地質学者、地震学者、安全システム、原子力計測制御、金属材料学などの専門家16人で構成しているもので、東電の不正隠しの解明や地震動による重要機器への影響など、地方の目線で安全の確認・検証がおこなわれているものです。
全国の原発立地自治体で、原発の安全政の検証を県レベルでしているところは他には無いのではないかと思います。
「国が安全と言えば、それを覆す知見を持ち合わせていない」と国言いなりに原発行政を容認してきたのが地方のスタンスであります。
泉田知事の「県民目線での検証」は、地方自治を預かる者として学ぶべきものがあります。
福島原発事故での現地の実態報告は、明日おこないます。
唐津は、カラット今日も晴れて暑そうです。外では、子どもたちのラジオ体操がおこなわれています。