この写真は、今日の佐賀新聞から転載しました。
11日におこなわれた鹿児島県議会で、九電の「やらせメール」について「謝罪」をしている九電の山本春義副社長です。
ところが、隣の中村明・原子力発電本部副本部長は、座ったままです。
上司がが謝罪で頭を下げている時は、部下も一緒に頭を下げるのが普通です。
それを、今回の「やらせメール」においても、「その場をしのげば…」という姿勢がありありです。
しかも、「組織的関与はなかった」と言い通そうとしています。しかし、プルサーマル導入の時も「動員合戦ようなこともあった」(関連会社幹部)と報道されるように、継続的、組織的な関与があっていました。
この体質が直らないのは「地域独占企業」だからです。
食品企業が「返品になった商品を再処理して出荷していた問題」が発覚しましたが、その企業は倒産の危機に見舞われました。
今回のような不祥事を起こして、電力会社を懲らしめようと思って「九電の電力は使いたくない。四国電力を使いたい」と思ってもそれは不可能です。
そこに、地域独占企業の「おごり」があります。
少々後ろめたいことが発覚しても「経営には響かない」と。
上の写真のように、責任を一人にかぶせて「ほとぼりがさめるまで待つ」のでしょうか。