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二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

幻の花宝

2013-12-20 19:50:14 | ☆店主の鞄持日記 ほぉ舜堂
ひと昔前の話。

とある、かなり大きなインテリア総合展示会のメインゲートのお仕事を
MAio-108で任されたことがありました。
そして、そのすぐ入口横の一等地にブースをいただき、当時所属の若武者達の作品展示をした時、
若手達の作品だけでは一等地に居るには何かエネルギーが足りないと感じた大殿様は、
ちゃちゃちゃ、っと、木でお花を1輪彫り、飾りました。
その花が一輪加わっただけで、そのブースの空気が変わったのを覚えています。

ちゃちゃちゃ、と表現しましたが、
殿以外の人間が作ろうとしても、その速度では作れません。

まして、その繊細さは、作れません。

“ザ・木工”といった、かなり肉厚でがっちりした木彫の花は たまに巷で見かけますが、
その、殿作のお花は、ふんわりと柔らかい彫りで、とても瑞々しく可憐でした。


その花は、いっとき我が家にありました。
家宝でした。



家宝でした。。。

過去形です。


今は、もうありません。

「新装オープンのお店に飾るから貸して」と殿に取り上げられて、
二度と戻ってきませんでした。。。


ずっと大事に飾ってあるから戻らないのではありません。。。

価値がわからない誰かが酔って破壊したらしく、暫くの間は半壊状態で棚の上に放置され、
その後、いつの間にか消えていました。。。


嗚呼、半壊状態の時に取り返すべきだった、、、と後悔しても時すでに遅し。。。


円山町時代の¥BARオープンの時のお話です。





今回、数年ぶりに殿がまたお花を彫りました。

この価値は、、、人それぞれでしょう。

作風に対する好みもあるでしょう。

木工作家 西野和宏 が作った、という価値としてはかなりの高価です。が、
価値を見出さない酔っ払いにとっては。。。



ですから大事にして下さる方、ご応募下さいね。

既に海外からもご応募いただいておりますが、
自分が想像していたよりも応募数が少ないと、殿はいじけております。
「ご応募少ないですよ」とブログに書け、とワタクシに申します。


ですが、家宝を破壊されたワタクシとしましては、
ご応募は、とにかく、この花を大事にして下さる方だけでいいのです。

西野和宏が作った花、もしくは、光舜堂店主が作った花、として、
家宝になるくらい大事にしたいと思って下さる方からだけ、メールをいただけたらと願っております。


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