楽器の修理やをやっていて楽しみの一番は、昔の良い二胡に出会えることかもしれません。25年前の小葉紫檀。数年前に一度胴が割れて、東京の〇〇〇というところで直してもらって、今回再度割れたのです。割れたところよく見ると、表面にだけ瞬着が付いていて中にはボンドの痕もありませんでした。(ここのオーナーが修理は儲かるから教えてくれと来ていたのが分かります、これなら儲かりますね)この良い加減な修理のお陰で、直す . . . Read more
暫く引っ越しで他に預けていた「一筆書きのベンチ」戻ってきて、やっと自分の部屋らしくなってきた気がします。このベンチは、役35年ほど前に作ったものです。お昼寝に最適!とよくほぉさんが言ってました。ソロソロ座面の布も取り替えなければ行けません。何とか壊れもせずこの一筆書きの背中が残っています。この頃は、クラフトマンだったのですね。今はなんとか楽器つくりに収まったようです。工房にいらしたら座ってみてくだ . . . Read more
私がヤマト二胡と名付けたタイプの楽器です。ヤマト二胡というのは、このように二種類の木をはぎ合わせて、複雑な音色、そして何より強く遠くまで響く音を作ろうとしたものです。それは、以前、二胡を作り始めたころ、17年前に作った二胡があまりにも良い音でなおかつ遠くに音が飛ぶものが出来てしまったからです。それは以前中国や楽器店さんの店長さんの依頼で作ってみた楽器でした。胴の板6枚を交互にブラジリアンローズとバ . . . Read more
今年は蛇年ですね。蛇と言えば、勿論二胡ですね。皆さん、良いお正月を迎えられたことと思います。きっと、昨年一年、皆さんも様々な出来事に出会ったのではないですか?私も、良い事にも出会いたまには不愉快な事にも出会っています。それでもこうやって新たな一年が始められます。それだけでも幸せなことですね。さて!今日から仕事です。不具合のある二胡、沢山預かっています。又順番待ちの西野二胡も作らなければですね。勿論 . . . Read more
今年一年皆様ありがとうございました!あっという間にもう一年が終わってしまうのか〜という感じです.年々一年が短くなっていくように思います。。。泣今年は富士、神戸、金沢、福岡、長崎、台湾!色々な場所にお仕事(と旅行)で行きました!やっと調整会にも慣れてきました、それと同時に問題も少しずつ見えてきて、どうにかできないものかと少しづつ自分の中で考えるようにもなってきました。実際調整会では一日に、10名ほど . . . Read more
,もう少しで出来上がるところだったのですがね。何とか、今年一年このブログを読んでくださる皆様のおかげで、二胡の修理もそして松脂の製造販売も少しは発展したかと思います。多い時には一日1000名様を超える方が読みにいらして、このブログを書き始めてからどうやら15年近く続けることもできました。今年嬉しかったのは、やはり、楽器の注文が切れずに来てくれたことでしょうね。かなり名前の通った二胡演奏家の方が、西 . . . Read more
お客様から、雑音が、そして高音の出が悪くなってと、このような楽器が贈られてきました。デンペンが皮の表まで曲げ込んでいて皮に当たっているのです。????そういえば、以前お一人中国で購入された楽器でこのようなのがあったのを思い出しました。明らかに、デンペンが皮に当たっているのです。なんでこんなことをするのでしょうか分かりません。振動板である皮に当てて良いのは駒ぐらいで、ここまでぴったりと皮に当てる理由 . . . Read more
本当に早いもので、もう年末ですね。工房光舜堂は12月29日から新年1月5日まで休業します。工房光舜堂西野和宏&ほぉ・ネオ光舜松脂製造販売所 powered by BASE-天然松脂に心を打たれて作り始めた光舜松脂-「光舜松脂」は、天然に数十年熟成された松脂をモデルにしています。天然松脂の持つ不安定な要素を取り除き、安定させた品質で...光舜松脂製造販売所 powered by BASE . . . Read more
二胡の音色は女性の声とよく言われますね。それでも一人で弾くと、アカペラです。やはり何か伴奏なり合奏なりアルト音楽が膨らみます。ところが、二胡にピアノというのは、私は個人的には合わないと感じます。やはりなにかほかの擦弦楽器などの方が合いそうです。あるいは、歌声とか!松尾あかねさん。長崎で活躍している二胡奏者です。歌いながら二胡を弾くのです。完全に合奏なのです。ギターなどでは歌いながら軽く伴奏の和音を . . . Read more
三方良しという言葉がありますね。買い手に良し売り手に良し世間に良し、だそうです。何か足りないのでは?と思うのは私が物つくりだからでしょう。なんでここに、作り手に良し!という言葉が入らないのか?まあ、買い手と売り手という点では作るものが売り、商人が買うというには違いありませんが、ここには敢えて作り手に良しと入れて欲しいです。ついつい今の世の中、ポチっとすれば運送屋さんが運んできてくれて終わりです。せ . . . Read more