日本に二胡が本格的に入ってきて、約30年くらいたちます。勿論その存在は、映画や小説など通して、様々に知られてはいたでしょうが、
教室という形で皆さんが二胡を直接手に取って演奏を楽しむようになってからは、まだ、30年ぐらいでしょうし、本格的に広がったのはやはり女子十二楽坊以後でしょう。
今でこそ、どんな楽器が良い楽器であると皆さんも様々な経験、失敗も含めた、あるいは良い楽器を得られたことも含んで、 . . . Read more
普通のニ胡を、低音ニ胡にするは、普通なら。ちょっと無理なことをやってみているので、少し時間が掛かりました。
この、4..5年作ってというか、CDMに、改造させていただいたニ胡は、AE弦なら、十分低音のニ胡の役割もはたすのですが、今回は、せっかくのご応募ですから、GD弦でも十分に、鳴るものにしたいと、作り込みました。
その分、低音ニ胡専用になると思います。
で思ったのは、胴の大きさだけで低 . . . Read more
綺麗ですね!1と思うのは親心なのでしょうかね。
これ業平です。
普段は決して使わない木の板目で作った二胡です。そのためなのでしょうか、音色の良さは抜群と、思うのも親心でしょうか?
板目の二胡は胴の板がゆがみやすいです。ですからほんとなら板目では作りません、でもこの美しさにつられて作ってしまったのです。
そして、なるべく長く鳴り響いてほしいと思うのです。
何人かのプロの演奏家に弾いてき . . . Read more
光舜堂では松脂を作っています。
原料はこれです。
これは松の樹液をゴムや漆あるいはメープルシロップなどと同じように、樹皮に切れ目を入れてそこから滴るのを集めるやり方と、幹に穴を開けて容器を差し込み採取する方法などで集められたものです。
カナダでメープルシロップを取るのに、木の幹にカラン(水道の蛇口)を差し込んでいるのを見たことがありした。コックをひねると樹液が出てきたのには驚きました。
. . . Read more
梅雨が始まりましたね。
この時期、二胡はケースから出しておいてください。
多分今このブログを読んでおられる方の、80%くらいの方は複数の二胡をお持ちだと思います。
部屋の中に何台も出しておかれる方というのは少ないかもしれません。
ほとんどの方がケースに入れて、中にはクローゼットの中に、あるいは押し入れの中に入れっぱなしという方も多いと思うのです。
風通しの悪い、湿気のある所では、黴が生え . . . Read more
二胡の調整で一番必要なのは、自然な考え方だと思います。
二胡はこのようでなければならないという事より、この楽器をどれだけ生かしてあげるかという事だと思うのです。
勿論、雑音などの不具合に対応する知識というのは絶対的に必要だと思います。
雑音は出なくなった!でも楽器がのびのびと音を出さないとしたら、それは調整されたという事にはならないと思うのです。
なんだか金属音が酷くて、そこでフェルトを増 . . . Read more
低音二胡の調整はいくつかポイントがあります。
一つは、千斤の位置を高くすること、それに伴って千斤の幅も少なくすることです。
普通の二胡に低音の弦、(今回AE弦をGDに調整しています)を張った時には、千斤の高さを上げます。
だいぶ高くなっています、37センチから(胴の上から)40センチまで上げます。
そして画像を見て分かりますように、千斤の幅(弦と棹との間)を15ミリに縮めています。
そ . . . Read more
普段私は考えもせずに、低音楽器を預かれば低音用の弓を引っ張り出して弾いてみます。
これ、もう私の中では自動的にそうなります。
そこで時々、問題が出ます。
お客様が、低音用の弓を持っていないことがあるのです。
元々からして低音楽器の販売が少ないのと、低音用の弓というのが、あまり、売られていないですね。
弦が太く成れば、当然、弓毛は強いものにならなければいけません。
一番強いのは、イタリア . . . Read more
昨年から、病床のほぉさんにさんざん言われてきました。
確かに、私は、今年は74才になります。まあ、あと現役で10年はないでしょう。何しろ二胡造りは木が硬いですから。
弓も、かなり力仕事です。あと5,6年ですかね。
この一年、コロナで、思うようほぉさんとも面会できませんでした。
本当なら、面会は親族だけなのですが、ほぉさんの「私は二胡神様からの派遣ですから、西野は神族です」という無茶ぶりで稀 . . . Read more
昨年は、CDMの張り替えに、20数名様のご応募がありましたが、今回は少ないですね。低音ニ胡に、興味がないかたも多いのかもしれません。
まだ、みなさまにもチャンスは、あると、おもいます。
明日の朝、抽選いたしまして。夜までには、当選者に、直接メールさせていただきます。
明日中に、メールを、受けない場合は、当たらなかったと、お考えください。
工房光舜堂西野和宏&ほぉ . . . Read more