発表会も終わり、雰囲気はありますね、と言われるけれど、決してうまいと言われた事の無い演奏も一段落です。
そして何より待ちに待った、晴天、そこそこの湿度
良いですね、これでやっと皮張りが出来ます。
何しろ私の作業場は、2年前に私が一人で2ケ月もかかってたてた、掘っ建て小屋です。
ろくな、エアコン設備などなく、外より多少ましかなと言うくらいの温度コントロールです。
因みに入るといきなり、
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二胡は、弦楽器です。
弦を、弓で弾くのです。
楽器と弓と二つ合わせって一つの楽器です。
弓が無ければ、二胡の音にはなりません。
これは当たり前の話ですが、
現在の二胡の弓は単なる消耗品です。
皆さんは、弦は何年ぐらい使いますか?
弓は?
楽器は?
まさか、ならなくなったからと言って楽器を捨てる人はいないとは思います。
(でも皮がダメになると、中国では新しい楽器を買い替える人が . . . Read more
二胡を愛する皆様こんばんは、鞄持ち ほぉです。
相変わらずの福音弓人気です。
が人気ゆえ材料はどんどん減り、新しく仕入れると、馬毛はナチュラルな物ですから、
仕入れる度に、たとえば同じく「白馬」と注文しても毎回品質は違います。
そりゃそうですよね、人間でも猫っ毛の人もいれば剛毛の方もいらっしゃる。
ましてや仕入れる時の馬毛の束は1頭の馬だけの分ではありません。
ですからブレンドして作る『東風』や『 . . . Read more
これは良く見る風景ですね。
崖に生えている竹が、雪の重さで、かなり下の方まで、曲がってきます。
雪が融ければ元へ戻りますが、木ではよほどの若い木でないと、こういう風には曲がりません。
竹は曲がります。
縦につながった、細い繊維質が、竹が曲がった時に折れるのを防いでいます。
この弾力と粘りが、竹を二胡の弓に使う理由でしょうね。
内弦と外弦両方を弾くという特殊な弾き方の二胡ですから、そ . . . Read more
そう言いながら弓を作るのは難しいですね。
まあ、ヴァイオリンの弓なども、どれ一つ同じ物は無く、
それこそ金額だけでも、2,3万の物から1000万を超えるものまであります。
流石に1000万を超える弓を持っている人と言うのはそれなりのレベルでありそれなりの演奏家でもあるのでしょうね。
しかし、市民オーケストラに入っている人でも、100万を超える弓を持っている人というのはかなり大勢いらっしゃる . . . Read more
二胡を愛する皆様こんばんは、鞄持ち ほぉです。
今週、ついに我が108城の隠居小屋=光舜堂の工房、に
小型冷蔵庫が入りました!!
本丸の厨には大型の冷蔵庫が2つも在るのですが、
雨天時は傘必須のそこまで行くのが面倒なので
「 欲しい、欲しい、欲しい! 」 と長期にわたり騒いだ結果、
念願叶いました!
桃好きの店主に感謝を込めて、まずはハーゲンダッツの期間限定 白桃を
入れてあげたのですが、ところが . . . Read more
千金の役割は、駒を皮にある一定の強さで密着させるためにあります。
その圧力の適正は、皮の柔らかさ、弦の硬さに酔ても変わりますし、
千斤の胴からの位置によっても、その密着具合は変わります。
物は試しで、今皆さんが巻いてある千斤のまま上下に上げ下げしてみて下さい。
棹からの弦の高さが決まっているとすると、上の方へ5センチぐらいあげると、
音はのびますね、それより駒が動いてしまいかねません、
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何をするかというと、
まず駒の下についている、フェルトやり、スポンジを外します。
そして駒を少し下げます。
下げるというのは、台の方へそのまま下ろしていくのです。
そうですね大体1センチくらい。
それから、弦をギュッと手のひらで握りこんで、
普通ならDの音くらいなのが、1音くらい上がるようにギュッと握りこむのです。
そして弾いてみて下さい。
それも思い切り!
この時期、まだまだ梅 . . . Read more
ある出来事がありまして、
ネットのオークションで、中古の二胡を見てみました。
私は殆どというか全くネットのオークションに参加することはありませんでした。
でも、中古の二胡、かなり出ているのですね、、、、
まあ、ほとんどが数千円、まれに、4,5万円の物も在りますね。
しかし、見ただけでは楽器の良さというのは解りません。
まあ、このくらいな金額なら良いかというところで落札されるのかもしれま . . . Read more
しつこいようですが、ほんとしつこいですね。
でもこの湿気、私の大嫌いな季節ですが、
二胡を弾き込むには最適なような気がします。
新しい二胡の音が硬いというのも無いですし、
80%90%の湿度があれば、二胡の皮は良く伸びます。
なんだか雑音が、うち弦の音がぼてっとして、
高音が出なくて、等々皆さんこの時期ついつい楽器の不調に辟易とします。
ちょっとぐらい雑音が混じっていても、気にしない . . . Read more