「そんなに千斤を高くしたら、小指が届きません」と良く言われます。
「でも雑音は直したいのです」とも言われます。
そこで、私は四苦八苦する事になります。
本来ならば楽器には其々弦の長さと太さと、それによる棹の長さというのが決まっています。
上の駒が移動できる楽器などというのは二胡だけかもしれません。
それは都合がいいと思う方も多いのでしょうが、その為にならない楽器になると言うのも確かなのです。
出来たら、千斤は胴から、380ミリ以上400ミリぐらいに設定しておくのが楽器としては一番健全に鳴るのです。
この事は先生によっても楽器屋さんによっても違います。
380にしなさいと言う方もおられますが、手が小さいのだから350に下げようと言う方もおられます。
演奏上の事は、私には言えませんが、楽器としての事で言えば、390というのが一番音的には良い状態でしょう。
但し、この数字は、糸巻きの長さというのも関係あります。
糸巻きの長さが、棹から前に45ミリ、ならばという事です。
通常の36ミリだとすれば、千金の位置は、400ぐらいが正しいのではないでしょうか。
これは相当弾きにくくなりますが、チェロ等を女性が弾く時には、最初は指が全く届かないと言う人もいます。
それでも不思議な事に、練習で意外となんとかなるものなのです。
子供たちが、ピアノの鍵盤で片手で1オクターブ開かなくても演奏上はなんとかなっているのと同じですね。
これはこういう物と、慣れてしまえばなんとかなるとは思うのですが。
一時期、手の小さい人の為に、通常の二胡の棹より短い4分の3という楽器を作ってみようと思いましたが、そうでなくとも、日本製の楽器という事でかなりの反発食らってますからそれ以上何か変わったことやると言うのも、遠慮しました。
ですから、今1台だけ、Q(久)という楽器があり、友人のお子さんがもしかしたら、何時か二胡始めるかもしれないかなと思い、お誕生のお祝いに差し上げました。
いつの日にか、この(久)が日の目を見るかもしれません。
その時には、4分の3の二胡というのが、定着するかもしれません。
中国でも、子供用というのは作られているようです。
売れているのかどうか解りません。
とりあえず千斤を下げておけば、子供でも弾ける二胡ですから、楽器としての完全な鳴りを追求するのでなければ、それでも間に合う訳です。
でも楽器作りとしては少し情けない気もします。
ただ、庶民の楽器、誰でも楽しめる楽器というのをもう少し推し進めたら、4分の3というのは定着するのかもしれません。
「でも雑音は直したいのです」とも言われます。
そこで、私は四苦八苦する事になります。
本来ならば楽器には其々弦の長さと太さと、それによる棹の長さというのが決まっています。
上の駒が移動できる楽器などというのは二胡だけかもしれません。
それは都合がいいと思う方も多いのでしょうが、その為にならない楽器になると言うのも確かなのです。
出来たら、千斤は胴から、380ミリ以上400ミリぐらいに設定しておくのが楽器としては一番健全に鳴るのです。
この事は先生によっても楽器屋さんによっても違います。
380にしなさいと言う方もおられますが、手が小さいのだから350に下げようと言う方もおられます。
演奏上の事は、私には言えませんが、楽器としての事で言えば、390というのが一番音的には良い状態でしょう。
但し、この数字は、糸巻きの長さというのも関係あります。
糸巻きの長さが、棹から前に45ミリ、ならばという事です。
通常の36ミリだとすれば、千金の位置は、400ぐらいが正しいのではないでしょうか。
これは相当弾きにくくなりますが、チェロ等を女性が弾く時には、最初は指が全く届かないと言う人もいます。
それでも不思議な事に、練習で意外となんとかなるものなのです。
子供たちが、ピアノの鍵盤で片手で1オクターブ開かなくても演奏上はなんとかなっているのと同じですね。
これはこういう物と、慣れてしまえばなんとかなるとは思うのですが。
一時期、手の小さい人の為に、通常の二胡の棹より短い4分の3という楽器を作ってみようと思いましたが、そうでなくとも、日本製の楽器という事でかなりの反発食らってますからそれ以上何か変わったことやると言うのも、遠慮しました。
ですから、今1台だけ、Q(久)という楽器があり、友人のお子さんがもしかしたら、何時か二胡始めるかもしれないかなと思い、お誕生のお祝いに差し上げました。
いつの日にか、この(久)が日の目を見るかもしれません。
その時には、4分の3の二胡というのが、定着するかもしれません。
中国でも、子供用というのは作られているようです。
売れているのかどうか解りません。
とりあえず千斤を下げておけば、子供でも弾ける二胡ですから、楽器としての完全な鳴りを追求するのでなければ、それでも間に合う訳です。
でも楽器作りとしては少し情けない気もします。
ただ、庶民の楽器、誰でも楽しめる楽器というのをもう少し推し進めたら、4分の3というのは定着するのかもしれません。
質問させていただいてもよろしいでしょうか。
「出来たら、千斤は胴から、380ミリ以上400ミリぐらいに設定しておくのが楽器としては一番健全に鳴るのです。」
こちらの胴からと言うのは、胴と竿の付け根(デンペンの場所)から380~400mmということでしょうか。
それとも、駒の頂点から380~400mmでしょうか。
私の先生もギリギリまで高いほうが良いと仰っておりました。
今オケで高胡を担当することになり、
なるべく二胡と同じ指間隔にしたいなぁと千斤調整を行っているところでした。
丁度良い話題で助かります。
高胡ですか。
二胡の場合、私が書いているのは、デンペンのところからの数字です。本当は駒からのと言うべきなのでしょうが、このデンペンのところでも問題は無いと思います。
大体、外弦の胴のところから木軸までの、5分の4というのが目安だと思います。
その時に、千金の棹からの距離は、18ミリ、駒の高さが、9,5ミリでしょう。
千斤を上にあげれば上げるほど、弦と棹の間隔は小さくなります。
これでいかがですか?
今計測してみたところ350mmでした。
390mmを試してみます。しっかし結構高くなりますね。
ただハイポジションでかなり指が詰まっておりましたので、高い方が良いかもしれません。
いつもありがとうございます。
あくまでも、胴と外弦の木軸との間の、下から、5分の4位です。
私の二胡はデンペンから糸巻きが490mm
高胡は485mmぐらいです。
頭もほぼ同じ位置です。
千斤の位置、上げてみましたが、ぎりぎり伸ばしたら届くのでそのギリギリの癖をつけたら良いのかもしれません。
しばらくこの位置で使ってみます。