フルール・ダンテルディ

管理人の日常から萌えまで、風の吹くまま気の向くまま

夏の思い出?

2012年07月29日 | 極めて日常茶飯事

 今週、有休を取り、友人の誕生日祝いにホテルでランチを食べた。そこで「あれ?焼けたよね?黒いよ」と言われた。・・・そーだよ、明治村焼けだよ!!
 そのあと友人と別れて名古屋ボストン美術館へ。蕭白の「雲龍図」を展示中なのだ。混んでいるというので平日に行く機会を狙っていたのだ。よしよし、空いてるな!以前東京で、コ○ケのついでに東山魁夷の展覧会に行ったら、ここはデパートのバーゲン会場か?!というほど混んでいて、驚いたことがあったっけ。
 会場を出て1階に下りるとちっちゃなカフェがあったのでそこでかき氷を食す。うーん、今年4つ目のかき氷。昨年は1度も食べてないんだが・・・。もっとも、3つは明治村で食ったんだけど!あー、今年の夏の思い出は明治村しかないぜ(まあ、あるだけまし。ここのところ何もないからな・・・。コ○ケは思い出にするものではなく、「買出し」つーか「年中行事」?だしな・・・)
 そうだ、今週はその前に「MISS SAIGON」を観に行ったのだ。「MISS SAIGON」はワタクシが20代のとき、友人たちとイギリスへ行ったときに観た、思い出の作品だ。(友人の1人が「旅行中に悲劇なんか観たくない」と渋ったが、多数決で決まったことまで思い出したぞ。劇場名は忘れたが、場所はコベント・ガーデンだったと思う)あいにく英語力がないのでセリフはほとんどわからず、でもまあミュージカルだしストーリーはなんとなくわかるので楽しませてもらった。今回、細かい設定や人間関係、あとちゃんとセリフ(笑)がわかるといいな、と思って観に行ったのだが・・・あれ?なんか印象が違う・・・。こんな展開だったっけ?脚本、大幅に違うような気がする・・・まあ20年も前と同じ脚本使うわけないからな・・・。しかしそれにしても・・・。
 うーん、私が観た時は時間軸通りに話が進んだと思うのだが・・・、いきなりバンコクに脱出したあとに時間が飛んで、その後回想で有名なヘリコプターが飛んでいってしまう別離のシーンが入るのは、なんか時間がぶち切れた感じがして別離の悲劇性が薄まった印象なんだが・・・。あと、最後のこれまた悲劇の場面の前に「エンジニア」のアメリカン・ドリームを夢見る歌や踊りのシーンが入るのだが、・・・すみません、これ、必要ですか?なんか、市村さんファンのための見せ場って感じで、長い!長すぎる!そのあとの悲劇への導入が唐突になるし、観客側の感情が悲劇に入り込めず、最後の悲劇にぐっとくるはずが・・・薄まっちゃって・・・はっきり言って、台無し。この脚本、初演のものとどれくらい違うのかしら・・・。よくセリフもわからぬまま観たから記憶が頭の中で変わっちゃってるのかしらん。それに、主役はタイトルロールのミスサイゴンこと、キムじゃないの?公演のHP見るとキャストでエンジニアが一番最初に紹介されているからエンジニアなのかしら。解せぬ・・・。
 でも20年前には技術的に無理だったのであろう、映像と舞台の融合はすごかった。前観た舞台では、別離のシーンは高い柵と爆音と光の演出だけだったけど、今回はリアルなヘリコプターの映像をバックに映して、これに役者さんが本当に乗り込んでいるように見えたし。うん。
 しかし、なんだかいまいち最後に素直に拍手できないまま終わった舞台であった・・・。まあしょーがない。来月の舞台(「MOON SAGA」早乙女太一くんが出るんだもーん)に期待!


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