華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

今日もさすらい

2016年04月16日 20時28分27秒 | Weblog
今日も午前シフト。
案の定、たどり着いたMed8は真っ暗。事務所に電話をすると「Med6よ~」。

というわけでやってきたのは認知症病棟。
別の病棟にくると部外者扱い。なので傾向としては面倒くさい患者さんを割り当てられる可能性高し。そして今日もご多分にもれず。

結果的には忙しかった。ペアで働いたのだけど、そのペアの人が申し訳ないけど親切ではなかった。いやな人だったということではなく、なんというか、私が病棟の勝手がわかっていないことを理解していない感じ。何を聞いても「何で知らないの?」的な回答。いやいや、初めて来る病棟でわかってるわけないやん。だけどそれを言ったところであまり伝わらなかった。
投薬の仕方は病棟によって若干違う。薬の部屋に患者さん別のコンテナを置き、そこで薬の準備をしてから患者さんの元へいく場合と、患者さんの部屋にある鍵付のロッカーに入れておく場合がある。
さらに薬の部屋の設置も違う。経口薬、点滴薬をはじめ、備品関係の置き場を知らないため、まずはそれを探すのに時間がかかる。ペアで働いた人はそういう質問にとても面倒くさそうに答える上、“じゃましないで”オーラを出していたので、最終的に質問をあきらめ、わからないときは他の看護師さんを頼ることにした。
なので一緒に8名を担当していたけど知らず知らずの間に別行動に。私は個室に入る4名の患者さんを看ていた。
決していやな人ではなかったんだけど、先にも書いたように、自分の知っていることを他人も知っているわけではないということがわかっていない。こういう人にはぜひ他の病棟に行って、カジュアルスタッフがどんな気持ちで作業をしているか学んでほしい。

もとい。
認知症病棟とあるけど、私の患者さんたちの症状は重くない。それよりは別件で入院しているような感じ。ただ、全員が感染症にかかっているので部屋を動くたびに使い捨ての手袋やエプロンをする必要があり、地味に手間取る。一人の人は完全にフルケアで、ベッドから出ることはない。なのに排泄が2回
休憩にはしっかり行ったけど、ずっと忙しかった。でも前も別の病棟に行ったときに思ったけど、適度に忙しい方が個人的にはいい。時間が早く経つからさ。
そんなわけで気が付いたら申し渡しの時間。無事にシフトを終えた。Med7やMed8は本当にゆっくりと時間が流れる病棟やねんなぁと再確認。

ちなみに午後スタッフにわがMed8から2名のスタッフが入っていた。どうやら今日も閉まったらしい。明日から夜勤が4つ。知らない病棟で夜勤ってきついなぁ~。

ところで。
この病棟で初めて日本人看護師に出会った。名古屋から来たという男性看護師。私を見るなり「うぉっ!? 日本人! 初めて見た!!」。

わたしゃ、動物園の珍獣か?

どうやら数年この病院に勤めているようやけど、日本人スタッフには手術室にいる麻酔看護師しか知らないらしい。私もその人の存在を聞いたことはあるけど、会ったことはない。他のスタッフに聞いても、日本人は珍しいらしい。
それはいい。日本語で軽く会話を交わした。今の病棟にたどり着くまでいろんな経験を積んでおり、それが自慢でもあるような感じ。よろしいことで。

帰宅。
昨夜、ブログを書き終えた後、Dはやっぱり酔っ払っており、だいぶ険悪な雰囲気になっていた。もっと腹の立つことに、彼は翌日になるとそれを全然覚えていない。ほんまに私のストレスは溜まるばかり。Dが「お酒を飲みたい」と言ったとたんに拒否反応が出るのも仕方ないよね。
今日は私が朝に再度モップがけをお願いしていったことは覚えていた。しかし。

「掃除機はかけたよ。でもモップがけはまだなんだ」。

…掃除機は頼んでいません。昨日かけたもの。

脱力するわ。でも「明日やる」と言っているし、掃除機をかけてくれたことは事実なので何も言わずにおいた。

Dはシェフモードでもなく、今夜は冷蔵庫に眠っているもので適当に。その後は動画三昧。なぜかここ数日、大食いものにはまっていて、よく食べる人たちの動画を見ている。自分でもなぜだかよくわかんない。

明日はちょっとゆっくりできる。だけど夜勤4つやなんてもう考えるだけで憂うつ。どんな感じかな。体があまりにもきついようなら、夜勤はやるけど2つまでにしてくれ、とか希望を出してみようと思っている。
コメント