華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

新鮮な出来事

2016年04月15日 21時16分34秒 | Weblog
今日からお仕事。休みの日も早く起きていたけど、5時過ぎ起きはやっぱりキツイ。それにしても朝夕冷え込むようになってきたなー。今日はこの秋初めてカーディガンを羽織って出勤。

案の定、というかMed8は今日も真っ暗。「やれやれ」という思いで事務所に連絡すると「Med7ね~」。なんでいつもここに送られるんやろう?? ええねんけどさ。

今日も大きなドラマもなく、一日が無事に済んだ。
ひとつ書くとしたら、腹痛で入院してきたおじさん。40代後半だけど、見た目は60代ぐらい。一人暮らしで生活保護を受けている模様。
病院にいるので、当たり前のごとくドクターや看護師が入れ替わり立ち代わりやってきては容態をたずね、処置を施し、投薬をする。病院なんてそんなもの。だけどこのおじさん「5分とおかずに誰かが来ては話しかけてくるから全然落ち着けない」と文句を言う。

何言ってのよ。ここは病院。それが当たり前でしょ。放っておかれるほうが問題やん。

と正論で返したら、ゴニョゴニョと口を濁す。
でも気持ちはわかる。早く帰りたいんだろう。そしてドクターの回診の後、退院許可が出た。そしたら今度は「腹痛の原因もわからないのに退院なんて…」。

なんじゃ、そりゃ。

検査の結果、お腹には問題がないらしい。強いて言えばひどい便秘? なので薬が処方されてあとは手続きを待つのみ。

ところが。
このおじさんは糖尿病を患っている。食事のたびに血糖値を調べるのだけど、お昼頃から数字が異常に上がっている。「何か食べた?」と聞いたところで普通に昼食を取っただけ。コーヒーは飲むけど砂糖なし、という。とにかく数字が高いのでドクターに連絡。やり取りの後、インスリンを投与して様子を見ることに。
このままだと退院させられないのかなぁ?と考えていたら、そのおじさんがインスタントコーヒーを淹れているところに出くわした。とっさに隠してたけど私は見た。手の中には予備に置いてあるジャムやマーマレード。

自分で血糖値をあげ取ったんかい!?

この人はインスリン駐車を必要とする糖尿病。糖尿に関する知識はあるはずだし、お医者様からも甘いものは控えるようにと言われているはず。それを逆手にとり、血糖値をあげていた模様。どうやら本音のところでは入院生活を続けたいらしい。

おじさんが家でどんな生活をしているのかは知らないけど、いわゆる平均的な暮らしはしていないのではないかと推測する。オーストラリアの公立病院は基本的に無料。病院にいさえすれば衣食住付き。そんなことも考えたら病院に残りたいという人がいてもおかしくないんやろうなぁ。
おじさんの退院手続きが完了する前にシフトが終わったので、その後どうなったのかはわからない。でも十中八九退院させられたと思う。ベッドを待っている人はたくさんいる。申し訳ないが衣食住目当てに人を留める理由はどこにもない。
何が言いたかったかというと、以前勤めていた私立病院ではありえない話(すべて有料なので)。公立病院あるあるやなぁ、と一連の出来事を眺めていた。

帰宅。
Dはまたシドニーへ行っていたので、私はゴソゴソと片付け・夕食の支度など。Dが家にいないときの方が甲斐甲斐しく動く私。なんでなんやろうなぁ?
歓迎会を兼ねた飲み会があるから遅くなる、と連絡があったので、私は昨日の夕食予定だった白身魚の甘酢あんかけを作って食べた。魚を解凍してあったので2名分。でもおそらくDは食べない味だな…と思っていたら、Dから「今から帰るよ」。冷凍庫を見たら豚肉があったので、それを解凍して焼き、タップリサラダも付けた。

私ってば意外と尽くす妻。

そのおかげでブログを書き始める時間が遅くなった。明日も午前シフトなのに、もう10時前。えらいこっちゃ。早く寝よう。
明日、Dはお休みなので、最低でもモップがけと夕食の準備をしてくれることを期待している。でも、今また酔っ払ってるから覚えてないような気がするなぁ。あ~ぁ。
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