華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

あっさり退職しますた

2016年11月27日 22時21分50秒 | Weblog
本日わが病院最終勤務日。

当然のようにわが病棟は閉まっている。看護事務所に電話したら「Med4に行ってねー」。

良かったー。

担当は昨日と同じ患者さんを3名。空きベッドもひとつ担当していて、午後から新規入院がやってきた。それでも相対的に日曜日らしいのんびりシフト。少しずつ話せるスタッフも増えてきて、とても働きやすかった。
今やっている大学のコースを終えるまであと2年弱ある。その間は次の就職先で頑張らせてもらうけど、そのあとでMed4で働く機会があったら挑戦しようと思う。

ただ、先日消化器科に行きたいと書いたけど、実は緩和ケアにも興味がある。
次の職場は老人病棟で、面接ではもう長くない人を看る機会も多々あると言われた。私は前職場で緩和ケアにあたる場合、いつもより特別神聖な気分だった。今までまったく知り合いでもなかった人とその家族の、重要な場面に立ち会わせてもらえることを幸せだと感じていた。なのでいつか機会があれば勉強してみたいと思っている。
だから次の職場に行ったらまた興味の分野が変わるかも。消化器科か緩和ケア。今んとこそんな感じ。
ちなみに私はここで、実は緩和ケアの本当の意味を一部間違えている。また機会があったら訂正文を書く。

さて。
なんだかんだで最後のシフトをつつがなく終えた。たまたま今日別病棟で仕事をしていた同僚たちに会うこともできて、きちんとお別れをすることもできた。そのうち1人は午後シフトが始まる前にわざわざMed4まで会いに来てくれた。ありがたい。この職場を離れても、プライベートで会いたいと思える人たちと出会えたのも良かった。
Med8では約8か月という短い間に本当にたくさん経験させてもらった。次の職場でこの経験を生かし、かつもっと積んでいきたいと思う。

病院からの帰り道、諸事情あって前職場にも顔を出した。出勤していたのはみんなよく知っている人たちで、しばし立ち話。前職場を辞めたことにまったく後悔はないのだけど、不思議なもんでいまだにこの病院が自分のホームグラウンドのような気がしている。一部を除いてスタッフはいい人たちで、小さい病院ゆえに社員全員を知っているというような職場だった。先輩たちにかわいがられながら育ててもらって、本当にこれが“第二の故郷”的な感情なんだろうというような気持でいっぱいになる。
諸事情とは、みんなが知っている人の誕生日会を企画しようと思ったから。協力と出席をお願いしにいってきた。仕切り屋魂は海を越えても健在。

また、立ち寄ったのは、今日出勤していた元同僚の旦那さんにガンが見つかり、明日手術だというのでその激励のためでもあった。彼女は現在妊娠中で予定日は1月。明日から産休に入る。そんな中で先週、旦那さんにガンが見つかった。別件で体調を崩して入院したところ、レントゲンでたまたま見つかったらしい。幸い除去をすれば命に別状はないとのことで、即手術となった。うまくいくといいのだけど。
旦那さんはまだ30代半ばと若い。本当にガンは人を選ばない。私たちも気を付けないとなぁ。

帰宅。
特別何があるわけでもなく、普通の夕方を過ごした。昨日買っておいたワインを開けたけど、相変わらずDがほとんどを飲んでしまい、そのあと私は居間で、Dは寝室でそれぞれ動画三昧。会話のない夫婦。
新しい職場は来週の月曜日からで明日から一週間はお休み。明日はハンター・バレーという、わが田舎町から北へ2時間ほど行ったワインの産地へ遊びに行く。そこでワイン三昧の予定。近場の海外かオーストラリア国内旅行を望んだけど、お財布と相談して断念。CPAPも買うし、フェンスの修理も来週からやしねー。これだけで50万ぐらいの出費。この年の瀬になんとも厳しい。
でもいいのさ。実は今年の紅白は日本で見るからさ。それを希望にして今はグッと我慢の子。

明日の出発はおそらくお昼頃。朝の間にいろいろと片付けておきたいのでそろそろ休む。
それにしても今日で退職したという気分がまったくしない。なんでなんやろう? 変な感じやなぁ。
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