しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

そもそもの問題

2017年08月01日 | Weblog
南スーダンの国連平和維持活動(PKO)の日報問題を巡って、31日に開かれた自民党国防部会で、「そもそも日報を公開するべきではなかった」との
意見が出席議員たちから続出した。非公表とした陸自の決定を情報公開法の開示義務違反と結論づけた特別防衛観察の判断とは正反対の考え方だ。
「日報は国民に報告するものでなく、指揮官に報告するものだ。なぜ報告しなければいけないのか」「そもそも不開示と言えなかったのか」などの発言。
防衛省・自衛隊の「隠蔽工作」を批判する声はほとんどなかった。「海外展開中の部隊の日報について、どうゆう扱いにするのかルールを決めておいた方が良い」派遣中の部隊が作成した日報は非公表とすることを求めた。「開示にふさわしくないものの判断は、適切にやってゆく。多少取扱いが変わるこも」と寺田稔国防部会長は述べた。朝日新聞ニュースより。情報の扱いがそもそも間違っていた。気密性の高い内部文書を情報公開法の対象にするから、そもそもあったものを隠蔽する結果につながり、大臣の辞任、首相の任命責任まで波及した。誰でもそのくらいわかりそうなもの。と思っていたが、自衛隊がそこまで内部文書に機密性の認識が乏しく、平和にどっぷり浸かった意識が抜けなかったということ。危機管理意識が薄いということ。自衛隊は軍隊でない。民間会社の社員程度の情報管理だったということ。FBI、CIA,米軍、の様な情報統制がとれていないこと。お粗末な民間組織から体制が変わっていないこと。国家安全保障局(NSA)の機密保持体制がないこと。いろいろな脆弱性が組織にあることが明らかとなった。未熟な所は反省するべき。良い警鐘が鳴らされた。

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