私の吟行即吟句作方

2006-04-07 21:39:11 | Weblog
      きじむしろ

 これは私の句作方で決して正解ではないし,本当はお話すべきでは無いかも
 しれません。
 俳句は授かるもの・・確かにその「瞬間の感動」は授かります。
 しかし17音の俳句として授かるのでは有りません。
 だから、その「感動」を納める下準備をしておくと言う事です。
 まったくの下準備が無いほうが感動を得やすいという人もいます。
 
 例えば名所,名跡を訪ねるのなら,当然の如くそこの予めの知識を入れて行きます。
 皇居なら、堀、石垣、門、等とキーワードが事前に分かりますので、
 それに関連する語彙を類語辞典などで表現の種類を増やしておく。
 またPC検索で佳人はどのように詠いこんでいるのか知って置きます。
 一応の類想を避けるためと、詠いこむ方向を確認するために。
 吟行句会にはすでに上五下五が出来ている場合があるということで、
 吟行は中七探しになると言うわけです。
 
 決して良い方法とは言えませんが、その方法ならじっくり感動を探せる時間が
 生まれてきます。特に大会などでは、皆が句作している時間には推敲の時間に
 入れることになります。

 故に下準備の数だけの句数を詠むことが出来ます。
 しかし、ころころはいつもそうしているわけではなく不調の時などは敢えて
 何も用意しない事で,逆に感覚が研ぎ澄まされることも有りました。

 俳句は車の運転のようなもの,慣れれば良いのです。

    花降るや○○○○○○○浮御堂   ころころ
    
  明日の下準備句です。

 
コメント (4)
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