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12月16日

2007-12-16 07:36:11 | Weblog

    (吉良邸 吉良祭 )

 

14日は久々に支部の吟行句会に参加してきました
吟行地は私の産土の両国にとご案内したこともあり、楽しい納め句会
になりました。夕刻からは仕事先の忘年会があり反省会には参加できません
でしたが14~5名の連衆の健吟に圧倒された一日でした
奇しくも、当日は赤穂義士が吉良邸に討ち入った日で、吉良邸では
吉良祭(討たれた側ではそう言うのも納得ですが)が行われ、わずか30坪の
敷地には遠縁者らしき人たちが僧侶の読経にあわせ念仏太鼓を叩いて
供養会をしていました。
私には、大石蔵之助が討ち入りに叩いた山鹿流の陣太鼓を打ち返す
怨の音とも聞こえました 遠く赤穂や高輪泉岳寺では勝鬨と陣太鼓が
響いているのでしょう


       相打てる念仏太鼓義士祭

 

「義士会」「義士祭」は冬の季語として認知されていますが「吉良祭」が
そこに無いのものも判官贔屓と思ってなりません。
本来ならば拙句は「 相討てる念仏太鼓吉良祭 」 の意を持って
出来はともかく、心の吟行が出来たことは良かったと思います
吉良邸での私たちの側を若いお相撲さんが自転車に乗って
すり抜けて行きました、子供の頃はそれが日常だった両国の景色も
少しずつ変わってきたようです。

 

       湯気のぼるほどに力士の寒稽古

 

子供の頃におじいちゃんに連れて行ってもらった蕎麦屋「玉屋」へ
お誘いした数名の方と冬季限定の「討ち入り蕎麦」を頂きました
味はやはり濃い目の江戸風です、煮込んだがんもどきは陣太鼓と
上に乗せられた大根おろしは雪と見立てた「元禄二八蕎麦」です
懐かしさとその味に程よく温まりました。

 

コメント (7)
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