( 深川めし )
今日の深川めしは炊き込みです。本来は漁師の浅利の味噌汁のぶっかけ飯
ですから深川めしとはいわないのでしょうが。
お重の炊き込みには松の実、白胡麻、が入り上に刻み海苔がかかっています
椀は海苔のすまし、香は胡瓜と大根、小鉢は葱のぬたで、椎茸、南瓜、筍の
浅茹で、別小鉢には白玉の胡麻餡がかかっているものです
富岡八幡さまの鳥居をくぐったすぐ左手にある「深川宿」のものですが、
庶民の食べ物のはずのこの深川めしはラーメン三杯分くらいのお値段です。
深川を散策しているとあちこちに「深川めし」と書かれた幟や暖簾を見かけ
店によっては900円位から有ります、浅利の煮た物をご飯の上にかけた
深川丼は確かそんな値段だったと記憶しています
(本当は浅利の佃煮のお茶漬けが一番美味いと思っています)
深川や白玉なんどのどすべる 野澤節子
深川のかんかん照りの祭かな 大木あまり
深川の祭見に来よ水掛けよ 岩崎健一
噛みしめて深川飯も雁の頃 小檜山繁子