6月 29日

2022-06-29 05:51:37 | Weblog
                       夏越(なごし)・茅の輪・夏祓・形代流す



          旧暦の6月末に行われる「夏越の祓」は、半年分のケガレを落とす行事で、この後の半年の健康
          と厄除けを祈願します。由来は神話の伊弉諾尊(いざなぎのみこと)の禊祓(みそぎはらひ)にまで
          遡るそうですが、新暦に移った現在でも、6月30日ごろ日本各地の神社で行なわれている伝統行事です。



               


          老友と旅の茅の輪を潜りけり           安藤虎杖


          惜命や形代に息吹きかくる            清水弓月


          音たてて白絹裂けり夏祓             中村たか


          結界の風とくぐれり大茅の輪           武藤光晴


          形代を流して瀬音高鳴れり            日野圭子




               


          御船形石も注連縄夏祓              阿波野青畝


          蓮田風起ちて形代ながしかな           石田波郷


          いびつなる島の茅の輪をくぐりけり        岸田稚魚


          のれんかけ替へて夏越の祓かな          吉田みち子


          形代に書きて佳き名と言はれけり         片山由美子




               

          人形(ひとがた)とは、人の形を模した紙の形代(かたしろ)です。人形に自分の名前や
          年齢などを書き、それで体を撫でて人形に罪やケガレを移し、身代わりとして神社に納めます。
          人形を川に流したり、篝火を焚いたり、水や火を使う神事で清め、厄を落とします。

          昨日も日本全国で19,387人のコロナ感染者の発表がありました
         どうぞ気を抜かずに大切な人とご自身を守るために引き続きマスク・手洗いを
         あと少しの我慢です 
         ( 前週同曜日比 +4,006 増えています )
  
    
    
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