11月 20日

2023-11-20 07:07:09 | Weblog
                            藪巻・菰巻・菰巻く 



             菰巻きはマツカレハなどの害虫から守るために、松の幹に藁でできた菰を巻きつける。啓蟄にこの菰を
             越冬した虫とともにはずすのが恒例になっているようです 写真の菰巻きには結び目に縄で飾りがして
             ありましたまた藪巻きとも呼ばれ躑躅や桜の若木をぐるぐる巻きにされている物もあります
             菰巻き・藪巻きは冬の、菰はずしは春の季語になっています



                 



          菰巻かれ三河黒松獣めく             下里美恵子


          菰巻くや亀甲荒き松の幹             小田二三枝


          菰巻の結ひしばかりの縄匂ふ           内田陽子


          藪巻や飾り結びの一と並び            平松公代


          木賊にも藪巻したる陸奥の寺           近藤文子


          菰を巻く仕上げの縄の花むすび          ころころ




                  



          藪巻や晴を見にゆく日本海            森  澄雄


          松は菰巻かれはべりぬ浮見堂           片山由美子


          菰巻かず大王崎の大蘇鉄             奥谷郁代


          藪巻のをはりの縄に雨雫             向山隆峰


          聞えさうなる菰巻きの息づかひ          国保泰子


          菰巻をしてことごとく傾ぎけり          藤本美和子




               



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コメント (4)
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