
春近し・春隣・明日の春・春まぢか
春近し雪にて拭ふ靴の泥 沢木欣一
春近し時計の下で眠るかな 細見綾子
春近き研究室を明け渡す 栗田やすし
松の葉に掛かる氷や春隣 河原地英武
農小屋の風入れ替ふる春隣 藤田岳人
春近し赤木の瘤は銅の艶 矢野孝子
護符売りの巫女の緋袴春近し 武藤光晴
干蛸の足まで透くる春隣 国枝洋子
仮縫いのピンは桃色春隣 ころころ
こまごまと女世帯や春隣 星野立子
パンむしる手に春近き日ざしかな 久保田万太郎
竈辺に塩ちりて春遠からず 能村登四郎
産科とふ名札はたのし春隣 中村汀女
マヌカンに恋のまなざし春隣 土生重次
自転車で鮒来しよ春遠からじ 秋元不死男
サイトから一部資料・写真お借りしています
春近し雪にて拭ふ靴の泥 沢木欣一
を見て、「春近し」「雪」「春泥」の三季語か?と思いました。すごいです😉
これから春の花々が咲き始めて、吟行には良い季節になりますね☺️
又お邪魔致します😃
こちらこそ勉強させて頂いています
春近し雪にて拭ふ靴の泥 沢木欣一
私ごときが先師の句意を完全に読みとれませんが
この句は「冬」の句 冬の緩みを詠まれています
色々な詠み方も勉強になります