2月 13日

2025-02-13 05:52:33 | Weblog

                    木瓜の花・緋木瓜・花木瓜・草木瓜・更紗木瓜

 

 

 

                     

 

 

 

          木瓜燃ゆるところ杜国の細き墓          細見綾子

 

          木瓜咲くや怠け教師として終る          栗田やすし

 

          聞き役に徹してひと日木瓜の花          岸本典子

 

          風化せし寄せ墓白し木瓜の花           武藤光晴

 

          蛸壺にぼけの花さす乾物屋            河村恵光

 

          一葉の露地にはみ出す木瓜の花          松本恵子

 

 

 

                     

 

                      草木瓜

 

 

 

          うらうらと緋木瓜の花の多弁かな         飯田龍太

 

          木瓜を見てをれば近づきくる如し         石田 波郷

 

          情無しを恨むも愛か木瓜の雨           鈴木真砂女

 

          木瓜挿して壷中の闇をつらぬけり         中嶋秀子

 

          木瓜咲いて天日近き山家あり           大峯あきら

 

          木瓜咲くや木目のふかき在所仏          飴山 實

 

 

 

                     

 

                     更紗木瓜

 

 

 

          降りつつむ雨の明るし更紗木瓜          水原秋櫻子

 

          腹空けばそのことばかり更紗木瓜         八木林之助

 

          母を訪ふひととき明し更紗木瓜          山田みづえ

 

          人の絶えし茶室や更紗木瓜            金原峰子

 

          更紗木瓜枝にあまたのみくじ札          中根多子

 

 

 

                     

 

 

 

                     サイトから一部資料・写真お借りしています  

 

  

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2 コメント

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吟行日和 (KUWA)
2025-02-13 21:07:20
初春なりコロッケ匂ふ小銀座

谷中へ吟行句会でした。苦手な句会でしたが訓練に
なりました。
とうとう八十路に。終活も追い込みとなりましたが
俳句だけは一生でしょうか。寝床からもへちまを
詠んだり、雪の深さを聞いたり。
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お疲れさまでした (ころころ)
2025-02-14 06:05:37
桑さん、吟行お疲れ様でした
私事を含めればもお5~6回谷中には行っていますが
どうしても同じような句ばかり詠んでしまいます
きっと既成概念と慣れなんでしょうか
確かに句会の無い吟行の方が私もいい結果が出ています
芭蕉さんの年齢はとっくに過ぎていても
上手くなれない 何故なんでしょうね( ´艸`)
返信する

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