5月11日

2008-05-11 00:40:25 | Weblog

     (ゆりの木・半纏木)


赤塚植物園正門のシンボル・ツリー 半纏木が咲きました
10Mを越す大木です

ゆりの木の花の緑盃風溢れ     山田みづえ

 

今日は母の日
GW連休中の一日、母を姉と深川不動・富が岡八幡へ案内しました
母は約30年ぶりだと言ってとても懐かしがっていました
八幡様の神輿倉は日頃からガラス張りで日本一大きな神輿が飾られて
います。重い例えでよく千貫といいますが、それをも超えて4.5トンも
あり、嘗ては担がれていましたが余りの大きさに今では倉に収まったまま
です。 5月・神田明神から始まる東京の祭りの始まりです


母の日や白糸を切る糸切歯      下鉢清子


母の日の常のままなる夕餉かな    小沢昭一

 

** 雨の中いつも通り植物園へ散歩へ・・

   大山蓮華が蕾をもっていました開花は今月中旬~下旬です

   お時間の有る方は是非見に来てください。

   現在池に睡蓮、河骨が開花しています   **



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5月10日

2008-05-10 00:09:12 | Weblog

     (ちょうじそう・丁字草)

 

 無精髭白み増したる薄暑かな  栗田やすし

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5月9日

2008-05-09 00:06:28 | Weblog

     (ほうちゃくそう・宝鐸草)

  *ほうちゃくと言うのはお寺の軒先に下がっている風鈴(風鐸)の事です

 

木をめぐり宝鐸草へ蝶降りる     井橋照々

 

朝靄の一株ありし宝鐸草       八木林之助

 

ひかへ目に宝鐸草が花揺らす    青柳志解樹


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5月8日

2008-05-08 00:05:50 | Weblog

     (あまどころ)

 

あまどころ夕日さびしくさしにけり    行方克己

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5月7日

2008-05-07 06:10:45 | Weblog

   (のいばら 野薔薇)

 

川原への道野茨の花のみち       青柳志解樹

 

見えてゐる野薔薇のあたりいつ行けむ  野沢節子

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5月6日

2008-05-06 00:29:42 | Weblog

     ( 花筏 別名 ママッコ、嫁の涙)

 

俳句をするものにとって「花筏」といえば、桜が散ってその花びらが
筏を組むように群れての川流れを詠むほうが馴染みですが
今日植物園で花の終わりかけの「花筏」を見ました
山地に生える,雌雄異株の落葉低木で葉の表面の主脈の中央に淡緑色の
4 弁の花をつけます。
葉の上に載った花や実を,筏に乗った人に見立てこのような名前が付けられ
たと思われます

 

花筏一粒神の忘れもの      高橋良子

 

どの葉とて蕾を舸子に花筏    林昌華

 



 

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5月5日

2008-05-05 07:50:36 | Weblog

     ( 花菖蒲・端午の節句・立夏 )

 

むらさきも濃し白も濃し花菖蒲     京極杜藻

 

浮世絵の一色とんで花菖蒲      小松原みや子

 

兄と読む一つ絵本や端午の日      風人子

 

子供の日小さくなりし靴いくつ       林翔

 

子を発たす立夏の駅の草の丈      石井直子

 

胎内の水音聴いてゐる立夏        中村苑子

 


今朝の読売新聞「編集手帳」に
「母親の胎内にいた時の人間の記憶についてある産科医が約1600組の
親子にアンケート調査を実施している、そのうち
我が子に胎内記憶が「ある」と解答した保護者は33%にも上った
胎内に入る前に天空から下界を見下ろし「お母さんのいるところに決め
たんだ」と話す子もいたという。☆かつて「七つ前は神のうち」と言われていた
子は数えの七歳までは人より神に近い存在とされていた。大人たちは
畏敬の念をもって「神の子」を育て、その日々の成長を大きな喜びとした。
「子供の日」には、そんな先人の知恵にも思いを寄せたい」 とあった。


今年は子供の日と立夏が重なりました、立夏の句の検索をしているうちに
立夏という季語の裏側に、力強い命というものを感じました
この頃の「時候」の季語、立夏、夏に入る、夏浅し、夏めく、夏きざす、等など
季語の解釈を体得することも佳句を授かる準備かも知れません




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5月4日

2008-05-04 00:15:48 | Weblog

    ( たにうつぎ * 緑の日 )

 

谷うつぎ諱を呼ぶは誰ならむ    阿部菁女

 

土石流埋めたる谷や花うつぎ    安原葉

 

 

文人町古地図に探す緑の日       水車



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5月3日

2008-05-03 07:28:37 | Weblog

    (ぼたん*憲法記念日)

 

憲法記念日裏町長屋見透しに  石川桂郎

 

牡丹百二百三百門一つ    阿波野青畝

 

緋の牡丹赫と眼尻切れしかと   野澤節子

 

風吹いて牡丹の影の消ゆるなり   阿部みどり女

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5月2日

2008-05-02 00:22:59 | Weblog

     (むべのはな)

 

  郁子の花をんなざかりを寺ぬちに     水車

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