8月 19日

2010-08-18 22:30:09 | Weblog

         ( 男鹿国定公園 入道崎 )

 

男鹿半島に入ったのが8月7日,立秋でした
見事に晴れ上がった入道崎の景色は雄大です
灯台と並んで見える石は北緯40度を示す標石
岬鼻に咲く草の花は撫子、植物園や花屋さんで見かける可憐さとは違い
茎も太く、曲がりながらもその命は美しいものでした

 灯台へつづく野の径草の花

 北緯四十度草の花咲く岬鼻

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8月 18日

2010-08-17 22:51:50 | Weblog

          ( 米沢・上杉家廟所 )

 

写真は廟所真中にある上杉謙信公の御廟・この御廟を挟んで左右に歴代米沢
藩主の御廟が13基ある。この御廟所(おたまやとも言う)は米沢城址から車で
7~8分ほど、街騒を閉ざすように多くの杉に囲まれたところにある。

 ひぐらしや上杉廟の杉襖

 御廟所のうら山しんと蝉しぐれ

 

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8月 17日

2010-08-16 22:31:09 | Weblog

       ( 鶴岡 カトリック教会天主堂 )

 

前回の旅では宿泊地にしていた山形県鶴岡は今回はここカトリック教会に
立ち寄るのみとなりました。
庄内藩家老末松十蔵屋敷跡の武家門の中に立つ天主堂です(明治36年築)
聖堂のなかの窓絵、日本でただ一体の黒い聖母マリアが祀られています

 

 武家門の中に教会空澄めり

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8月 16日

2010-08-16 00:11:13 | Weblog

           ( 男鹿・真山なまはげの里 )

なまはげ行事は毎年、大晦日の晩に男鹿半島のほぼ全域で行われる
なまはげの語源は「ナモミを剥ぐ」という言葉がなまったもので、ナモミとは炉辺に
かじりついていると手足に出来る火型(ひがた)のこと。それを剥ぎ取り,怠惰を
いましめるのという慣わし 「泣ぐ子はいねかー」で部屋に飛び込んでくる

 語り部の奥羽訛りや秋灯
 
 初秋の山になまはげ伝承館 
   
         *なまはげに季感があるので句に仕立てるのは難しい

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8月 15日(終戦記念日)

2010-08-14 23:36:31 | Weblog

           ( 稲の花 )

 

 今日は65回目の終戦記念日、父は秋田から出征しました。
 出征の際、集められた場所、小安峡温泉の太郎兵衛旅館は今も営業中
 下の写真も稲庭の景色です

生きのこり黒き句集や終戦日           沢木欣一

 

裸寝の覚めて出歩く終戦日             林 徹

 景色に見える山の向こうは平泉です

 山里の朝日眩しき稲の花

  稲の花稲庭村はわが父郷

 

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8月 14日

2010-08-14 01:47:23 | Weblog

           ( 羽黒山2 )

写真と句の整理で順路どおりにアップが出来ていません。
順路は秋田の稲庭・小安峡~男鹿半島~秋田市~鳥海山~象潟~酒田~鶴岡~
出羽三山・羽黒山~米沢 でした。5日の行程もあと一日あれば最上川・山寺まで
行けたのですが残念です それはまた次の機会に

   三山神社 鐘楼

   爺杉と呼ばるる大樹秋気澄む

   茅厚き大鐘楼や秋の風

   秋気澄む一千年の行者道

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8月 13日

2010-08-13 00:48:51 | Weblog

            ( 三居倉庫・酒田 )

酒田はかつて、北前舟の寄港地として栄えた町、その隆盛は今は消えても当時の
賑わいを感じさせる遺産は多い
多くの文人墨客が訪れ、日和山公園にその碑が残されている。
芭蕉の奥の細道でも訪れ、ここを足がかりに象潟の蚶満寺へ向いました

1742年 与謝蕪村もここに

     毛見の衆の舟さし下せ最上川

    新米の酒田は早しもがみ河

 正岡子規

     鳥海にかたまる雲や秋日和

    木槿咲く土手の人馬や酒田道

 松尾芭蕉

    あつみ山や吹浦かけて夕涼み
    (伊藤不玉邸で曾良と三人で一巻を巻いた時の発句)

    暑き日を海に入れたり最上川 

  米倉に明治のなごり霧の川   

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8月 12日

2010-08-12 06:49:51 | Weblog

           ( 奈曽の滝 )

秋田市から鳥海山の五合目展望台をめざす鳥海ブルーラインの入り口にある
奈曽の白滝。

 鳥海高原花立牧場

   山伏の心地に座せり滝飛沫

   秋風吹く牧の仔馬の長睫毛

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8月 11日

2010-08-11 19:38:33 | Weblog

             ( 象潟・蚶満寺 )


象潟・蚶満寺を訪れたのは二度目になります。
芭蕉の奥の細道では旧暦六月十六日雨とあります
ここに旅日記を要約したものがありますのでご紹介します
「蚶満寺という寺から見渡す風景は、南に鳥海山がそびえ、影は入り江に入って
それは美しい、ものだった。西にむやむやの関,東には秋田に通う道,北には
海を控えて汐越という入江がある。入江はた縦横一里ばかり、その姿は松島に
似ているようで,少し違って見える。松島は笑っているような、象潟は恨むような
風情であった」

    汐越や鶴はぎ濡れて海涼し

  象潟や雨に西施がねぶの花 句碑

        鳥海薊

 

  青田波寂と寄せ来る蚶満寺

  鳥海の雲に触れ咲く薊濃し

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8月 10日

2010-08-10 21:23:35 | Weblog

          ( 羽黒山 五重塔 )

 

只今戻りました。
父の郷里秋田県稲庭での先祖の墓参りから始まった今年のぶらり一人旅は1660キロ、五日間で充実した旅となりました
秋田県稲庭は饂飩の里~男鹿半島(なまはげ伝承館)~鳥海山~象潟・蚶満寺~
酒田・三居倉庫~羽黒山~米沢・上杉神社・上杉廟・直江兼続・船の廟
撮り貯めた写真はまた追ってアップしてまいります
一日十句を目標にしてきましたが、酒の酔いと疲れでままなりませんでしたが
これもまた拙いものですがご紹介してゆきます
不在中,覗きに来て頂いた方々、ありがとうございました。

涼しさやほの三日月の羽黒山

雲の峰いくつ崩れて月の山

語られぬ湯殿をぬらす袂かな       芭蕉句碑

  磴に突く金剛杖や秋気澄む 

 五つ重に一千年の塔さやか

   


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