入試が終わると開放感から自習に来なくなる、というのはよく聞く話です。
一生懸命頑張ってきて合格を手にする、そのホッとした気持ちから気が抜けてしまうというのは、よくある話です。
ところが、当塾の私立単願組は、受験が終わっても自習に来続けている人が多くいます。
受験が終わっても、受験前と同じく土日も含めて自習に来続けている生徒さんが多くいます。
今までも、私立単願組で入試後に自習に来ていた生徒さんはいますが、今年はその数が例年より多いように思います。
受験には合格したものの、まだまだ不安があるという生徒さんもいます。
勉強そのものが習慣化していているという生徒さんもいます。
高校から出された課題をやるために、という生徒さんもいます。
どんな理由であれ、もう受験が終わったのに塾に来て自習を続けていくという姿勢は、立派だなあと思います。
県立受験組はこれから追い込みをかけていく時期です。
そんな同級生を見て、自分も頑張り続けようと思っている、そんな生徒さんもいるのかもしれません。
昔ある私立単願で合格した生徒さんが、
「友達が頑張っているのに、自分だけやらないわけにはいかない」
と話していたこともありました。
受験を通して得られるものはたくさんあります。
偏差値が上がる、点数が上がる、分からないことができるようになる…
などなど、目に見えるものもたくさんあります。
でも、数値として目には見えないけれど、「学習をし続けるという習慣や考え方」がもし受験を通して身についたのなら、受験勉強の成果として、これほど大きなものはなのではないでしょうか。
18期生の皆さんは、この受験勉強を通して、大きな「宝物」を手にできたように思います。