「初めての…」と聞くと、皆さんは何を思い出しますか?
「初めてのお使い」という番組がありますが、見ているこちらもハラハラ、ドキドキして、思わず「がんばれー!」って応援しちゃいますよね。
実は先日、塾でも「初めての勉強会」がありました。
初めてのお使いとは全然違いますが、"初めて"という部分は一緒でしたので、実は私もハラハラ、ドキドキしながら見守っていました。
特に新しく入塾した生徒さん、そして新中1の皆さんの様子を特に気にかけて見ていました。
何であっても"初めて" というときは、周りは気を揉むものだと思います。
大丈夫かな、上手くいくかな…
お使いに出す親御さんと同じで、それは私も一緒です。
やり方は大丈夫かな?
集中しててきているかな?
疲れていないかな?
すべての生徒さんについて、それらに注意しながら勉強会の監督をしていますが、
新しく入塾された生徒さんや新中1の皆さんには、
特にその点を気をつけるように見て、必要があれば声をかけるようにしています。
ただ、その反面、周囲が気を揉みすぎるのも良くないとも思っています。
「初めてのお使い」でもそうですが、ピンチの場面というのは、子どもたちにはいつでもつきものです。
もちろん、命の危険があるとか、そういうときは別ですが、
そうでなければ、見守るということ、それがその子を成長させる上ではとても大切なことだと思っています。
もちろん、事前にできる指導はしっかりとしておきます。
ただ人は、経験しないとわからないこともたくさんあります。
「この様子だとちょっとうまく行かないかもしれない」という場面では、
伝えるべきことは伝えた上で、あとは私は見守るようにしています。
うまくいけばそれで良し。
うまくいかなかったら、そんなときだからこそ、初めて気づけることもあると思います。
そんなときこそ、わたしたちの出番。
次につながるように、生徒さんとしっかりと話をしていきたい、
そんなふうに思っています。
初めてのお使いでも、初めての勉強会でも、
何でも大人が出ていってやったほうが、楽は楽だと思います。
でも、この2つに共通するのは、子どもたちの成長です。
場面や内容は異なりますが、その目的は同じだと私は思います。
だとするならば、周りは気をもむこともたくさんあると思いますが、
あえて見守り、経験させる。
そして、何かあったときは即応できるようにする。
そういう関係性が、子どもたちの成長には、いいのではないかなと思っています。
今回の勉強会も見ていて、正直いろんな感想を持ちました。
その時、そしてその後、それを生徒さんに伝えたこともありますが、
結果が出てから話したほうが効果が大きいかな、というものについては、
あえて保留にしているものもあります。
そのあたりについては、これから生徒さんの個性を見極めながら、
生徒さんの成長につながるにはどのような声がけをしていったらいいか、
そのような観点から考えてみて、
伝えるときにはしっかりと伝えていきたいと思います。