幸彩学習塾 オフィシャルブログ

埼玉県久喜市にある幸彩学習塾のオフィシャルブログです。
日々の塾での出来事を綴ります。

「自分でやります」という言葉は嬉しいのだけれども…

2019年12月09日 16時39分31秒 | 日記・エッセイ・コラム
期末テストが返ってきました。皆さん結果はどうだったでしょうか?
2学期はどの学年も内容が難しくなってくる時期。思うように得点できなかった、そんな人もいるのではないかなと思います。

そんな生徒さんには、授業や休み時間の時に、順番に声をかけていきます。
今回のテストに向けてどんな勉強をしたのか、どれくらいの時間や量を学習したのか、そんなことを皆さんに聞いていきます。
そのうえで、次回のテストに向けて「どうする?」と聞くと、「自分でまた頑張ってきます」と答えてくれる生徒さんが多くいます。
こういってくれると、皆さんのたくましさを感じます。
自分なりにやってみる、その決意はとてもうれしいものです。
でも同時に私には、不安も横切ります。

「自分でやってみます」という言葉は、一見とても前向きな言葉に聞こえます。
事実、本当に自分でしっかりとやり始めて、その次のテストでは、とても良い結果を残した生徒さんもたくさんいます。
でも、時々ですが、この「自分でやってみます」という言葉を隠れ蓑にして、自分の苦手から逃げてしまう生徒さんも見られます。

私たちも「自分でやります」といわれると、様子を見ることになります。
授業で教えたりするわけではありませんので、その教科について宿題を出したりすることもありません。
授業などでその教科を取ると、いやでもその教科と向き合う時間ができてしまいます。
でも、「自分でやる」といえば、そういったことから逃れられると踏んで、「自分でやる」ということを隠れ蓑にしてしまう生徒さんがいます。

私はもしもそんなふうに生徒さんに言われたら、これからどんなふうにして自分で学習をしていくつもりなのかを聞くことにしています。
それが具体的でない場合は、ちょっと気を付けるようにしています。

そんな生徒さんには、必要に応じて、どんなふうに進めるのかの具体策を一緒に考えるようにします。
併せてそれをチェックするようなルーティンを入れて、「自分でやる」という言葉がしっかりと実現できるようにサポートをしていくことをしていきます。
もちろん、自分なりのやり方や具体的なやり方を持っている人には、それを実行してもらうようにしています。
しかし、それが具体的でない場合は、「自分でやる」が逃げにならないように、必要ならばサポートをしていきます。

勉強は本来は自分でできるようになることが理想です。
それゆえに「自分でやりたい」という言葉は嬉しい言葉でもあります。
それならばそれを体現できるように、塾としてはサポートをしていきたいと思っています。
そのうえで、なかなか自分一人での学習が難しい場合は、私たちの出番。皆さんを授業などでサポートしていけたらと思います。