あしたはきっといい日

楽しかったこと、気になったことをつれづれに書いていきます。

出会い

2009-08-01 23:20:18 | つれづれ
夜、『現代能楽集 イプセン』という芝居を観に行った。坂手洋二さんの作・演出というのがきっかけだった。

イプセンの名や、『人形の家』というタイトルは知っているものの、果たしてどんな内容なのか、興味も持たず、だから触れる機会もなかった。

正直なところ、難解だった。けれども、何を伝えたいのかが少しずつ見えてきた。それとともに、イプセンの作品をもっと知りたいと思った。

そう、この舞台を観に行ったもう一つの理由が、紺野美沙子さんが出演していることだった。僕にとってはいつまでも、「憧れのお姉さん」だが、実際彼女が舞台に上がると、ベタな表現だが、花が咲いたようだった。

イプセンと出会わせてくれたお姉さんに、そして坂手さんやスタッフ、キャストの皆さんに改めて拍手を贈ろう。
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遠い日

2009-08-01 18:41:39 | つれづれ
結局、先月二日あった土用の丑の日には鰻を食べることができなかった。だからか、余計に食べたいと思っていた。

新盆には遅く、旧盆には早い墓参りに出かけた。ナビを頼りにいつもとは違う道を来たら渋滞に巻き込まれた。仕方なく先に食事を取ろうと柴又に寄った。

ここへ来たのは何年ぶりだろうか。父が亡くなった後にも何度か来ているが、なぜか思い出したのは父を含め家族で来たときのことだった。それは、残された写真によって増幅されたものだからかもしれないが、父は今も僕の中にいる。

薄味のたれを纏った鰻は、ふっくらとしていて、上品な味だった。そんな鰻を味わう親子連れを見ながら、そんなじか時間がもう二度と来ないことを思った。
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