木陰にて

日差しはジリジリと体を襲ってくるが、木陰に逃げ込めば暑さなど忘れてしまうほど快適に過ごせる。これも乾いた空気のおかげだ。セミの鳴き声も心地よく、難を言えばタバコの煙が漂ってくることくらいか。

まだ休みの人もいるのだろうか。待ちゆく人の数もいくらか少なく感じられる。その分空気も少しきれいに感じられ、その分タバコの煙がよけいに気になる。だからといって、空気が汚い方がいいなどとは思っていないが。

のんびりした昼下がりに、この木陰から離れられなくなりそうだか、残念ながらそうも言ってはいられないなあ。

プレゼント

連休前に比べ、空気が断然爽やかに感じられる。湿度が低いからだろうが、それだけでもというか、それが、休み明けの気重な僕の心を前へと押しだしてくれるような気がする。

それにしても、連休中は本当に大したことをしなかった。そして、頭の中から仕事のことがすっかり抜けてしまったようだ。いっそのこと、職場へ行くことも忘れてしまえば…と思うものの、それが許される状況ではないことは、しっかりインプットされているようだ。

まあ、この爽やかな空気は、そんな僕へのささやかなプレゼントなのかもしれないが、いったい誰にお礼をしようか。