キセル

最近は「キセル乗車」をする人はいるのだろうか。自動改札からIC乗車券と技術が進化する中、悪知恵も高度になっているのだろうが、今のところ僕にはそんな知恵も、それを考え出そうという意気込みもない。もしかしたら、「キセル乗車」という言葉も、近い将来、いや、既に死語になっているのかもしれない。

さて、その中の「キセル」は、まだ生きた言葉なのだろうか。「キセル乗車」とは何なのかも、その語原も、既に廃れたものなのかもしれない。

だが、果たしてこの切符はどんな経緯でここに落ちているのだろうか。

若ぶる

昨晩は、帰りの電車の中で缶ビールを２本飲んだら、それだけでフラフラとしてしまい、家につき食事をしたらすぐに眠ってしまった。なんとも情けない気もするが、「高速移動中のアルコール摂取に関する研究」が進めば、もしかしたらその辺は解明されるかもしれない。まあ、そんな研究の成果を待たなくても、１人酒かどうかの違いだけなのだろう。

ところで、僕くらいの歳になれば、カウンターで１人酒と言うことも珍しくはないのだろうが、旅先でもない限りそんな機会もない。だが、たまにはそんな時間を持つことも必要な気がしてきた。カウンターの中には、年期の入ったマスターでも、年齢不詳のママさんでも、当たり障りのない話題をアテに酔いを楽しむ。書いているとなんだかオッサンな感じだが、そろそろ自分もその一員であることを認めるべきなのかもしれない。

さて、そんな店の中で僕に合う一件にたどり着くことはできるだろうか。本気になったら相当な授業料を覚悟しなければならないと思ったら、そこで後込みしてしまう。だったら、もう少し若ぶっていようか。