海の気配

海に向かって歩いていると、とんびの鳴き声が聞こえてきて、海に来た観がしてくる。空が一瞬途切れ、松の緑が視界にはいるのと前後して、波音と潮の香りが漂ってくる。

首都圏とはいえ、海の近くだと街の雰囲気もリゾートな感じがする。花も海に誘ってくれているようだ。

今年最初で最後の夏の海。泳ぐわけではないものの、思いっきり楽しもう。

目線

上から目線で言われると、それが正論であっても受け入れたくなくなる時がある。論理的ではないが、日常的にある話だ。

それがわかっているのに、逆の立場になると、自分の正しさを盾に上から目線で話してしまうことがある。そんなとき、ふと我に返って反省したりするが、その時はもう遅い。

相手に納得してもらうことが求められるのに、ついつい相手を納得させようとしてしまうのは、無意識に相手との関係に上下を付けようする意識の表れかもしれない。

そう思うと、恋愛など遙か先のことに思えてしまう。