来月は夏休みだが、帰省する先もなく、毎年近場をうろつくばかりだ。まあ、渋滞にはまってイライラしたり、家族総出で列車に乗って出費に頭を悩ませることもないので、それはそれでいい。
先日ふと立ち寄った近所の書店で、この本ともう一冊の本を見つけた。その一冊はもう読み終えたものの感想を書けずにいる。もう一冊は今朝読み終えた。
角田光代さんの『さがしもの』は、人と本の出会いを描いた短編集だ。すべてに感情移入するわけではないが、読書が嫌いではない僕には受け入れやすい内容だった。
中でも『ミツザワ書店』という短編に出てきた「だってあんた、開くだけでどこへでも連れてってくれるものなんか、本しかないだろう」という台詞に、心の中で肯いた。
この先海外に行くことが何度かあるかもしれないが、それでも経験できないことの方が大半を占める。もしかしたら、知らなくてもいいこともたくさんあるだろうが、それでも書店に行き、自分の世界を広げてくれそうな…いや、そうでない本もいろいろかごに入れてまとめ買いをする。
そろそろそのための本選びを探しに行こうかと、考えるだけでもワクワクするのは、きっと僕も「本の虫」だからなのだろう。
先日ふと立ち寄った近所の書店で、この本ともう一冊の本を見つけた。その一冊はもう読み終えたものの感想を書けずにいる。もう一冊は今朝読み終えた。
角田光代さんの『さがしもの』は、人と本の出会いを描いた短編集だ。すべてに感情移入するわけではないが、読書が嫌いではない僕には受け入れやすい内容だった。
中でも『ミツザワ書店』という短編に出てきた「だってあんた、開くだけでどこへでも連れてってくれるものなんか、本しかないだろう」という台詞に、心の中で肯いた。
この先海外に行くことが何度かあるかもしれないが、それでも経験できないことの方が大半を占める。もしかしたら、知らなくてもいいこともたくさんあるだろうが、それでも書店に行き、自分の世界を広げてくれそうな…いや、そうでない本もいろいろかごに入れてまとめ買いをする。
そろそろそのための本選びを探しに行こうかと、考えるだけでもワクワクするのは、きっと僕も「本の虫」だからなのだろう。