あしたはきっといい日

楽しかったこと、気になったことをつれづれに書いていきます。

優しい

2010-09-11 18:06:23 | つれづれ
本を手づくりしている友人が作品を出展しているというので、神宮前までやってきた。

小さなギャラリーには、たくさんの人たちが集まり、壁に並んだ個性溢れる作品を手に取って楽しんでいた。入って程なくして彼女の作品を見つけた。布を使ったその本は、無機質の活字すら温かみを帯びている。

ほんわりとした気持ちをもらった帰り道、薄暗くなった空も、涼しくなった空気も、なんとなく優しい。
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ほっこり

2010-09-11 17:07:24 | つれづれ
昼過ぎになり、買い物に出掛けた。お肉屋さん改めお総菜やさんに行った。2週間前に散歩の途中で、閉店してしまった店を覗き、コロッケを仕込んでいる様子を見てわくわくしたのだった。

この暑さで商店街を歩く人もまばらだった。店のおじさん、おばさんもゆったりとして過ごしていた。声をかけると、おばさんは僕の顔を見て思い出してくれたのか、笑顔を返してくれた。

ショーケースに並ぶ揚げ物を眺めながら、それほど昔ではない閉店前のお店を思い出した。当時の揚げ物は、店の前に置かれたスリムなショーケースに入れられた、お肉屋さんのおまけ的な感じだった。だが、ほっこりとしたコロッケは、僕にとってはあの頃もこの店の看板だった。

食べきれないかと思うくらい買ったのは、ただただ嬉しかったからで、自転車の小さなかごに押し込み、軽快にペダルを漕いだ。

家に帰りコロッケの袋を開けると、1つ余計に入っていた。そんな心遣いが嬉しい。そのまごころを早速口に含む。カリッとした衣の歯ごたえの後に、ほっこりとしたおいもの風味が口の中に広がる。僕にとっての「おいしいコロッケ」が帰ってきたことを実感しながら、もうひと口頬張った。
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