秋の空を見上げる。どこまでも高く広がる空の先に、何かを探すでもなく、でも、何かを求めている。
自分のなかにあるはっきりした気持ちをオブラートに包みながら、気持ちの先にある人と向き合う。いや、正確には向き合ってはいないのだろう。オブラート一枚で守られていているのは、自尊心や自己愛だけなのだろう。
電車の窓越しに改めて空を見上げても、そこに答えが見つかるわけでもない。それはオブラートを溶かさないと出てこないと、頭ではわかっていても、その厚みは逆に増していく。
自分のなかにあるはっきりした気持ちをオブラートに包みながら、気持ちの先にある人と向き合う。いや、正確には向き合ってはいないのだろう。オブラート一枚で守られていているのは、自尊心や自己愛だけなのだろう。
電車の窓越しに改めて空を見上げても、そこに答えが見つかるわけでもない。それはオブラートを溶かさないと出てこないと、頭ではわかっていても、その厚みは逆に増していく。