秋からの朝ドラ『てっぱん』を見ながら、尾道の町を思い出していた。
尾道を訪れたのは、もう20年以上前になる。朝5時くらいに大阪駅を出て、各駅停車を乗り継いで、尾道駅に着いたのは何時頃だったろう。まだ明るいうちに港に行き、向島との間を渡船で行ったり来たりしたり、たこの天ぷらをかじりながら海を眺めたりしていた。そう、スーパーで針と糸を買った事は覚えているが、それで何を繕ったのかは忘れてしまった。
さて、そんな尾道で生まれ育った女の子が、あるきっかけで大阪に出て、様々な人々と出会い成長していくという物語は、もしかしたら前作『ゲゲゲの女房』で獲得した視聴者層には受けないかもしれないが、僕にはどストライクな展開だ。ベタな、そしてありえない話でも、見ているうちどんどんに引き込まれていった。そして、涙を誘うシーンに素直に涙を流している。
そう、主人公のあかりを演じる瀧本美織さんが魅力的だ。キラキラした瞳と、まっすぐだけど弱いところもある、そんなところに惹かれる。
そして、祖母を演じる富司純子さんがいい。優しい感じの富司さんがべっちゃーな役を演じているところが、孫とのふれあいを素直に喜べない初音の気持ちにしっくりくる。
そんな『てっぱん』を見て涙しながら、尾道へ、そして大阪へと誘うそぞろ虫の気配を感じた。
尾道を訪れたのは、もう20年以上前になる。朝5時くらいに大阪駅を出て、各駅停車を乗り継いで、尾道駅に着いたのは何時頃だったろう。まだ明るいうちに港に行き、向島との間を渡船で行ったり来たりしたり、たこの天ぷらをかじりながら海を眺めたりしていた。そう、スーパーで針と糸を買った事は覚えているが、それで何を繕ったのかは忘れてしまった。
さて、そんな尾道で生まれ育った女の子が、あるきっかけで大阪に出て、様々な人々と出会い成長していくという物語は、もしかしたら前作『ゲゲゲの女房』で獲得した視聴者層には受けないかもしれないが、僕にはどストライクな展開だ。ベタな、そしてありえない話でも、見ているうちどんどんに引き込まれていった。そして、涙を誘うシーンに素直に涙を流している。
そう、主人公のあかりを演じる瀧本美織さんが魅力的だ。キラキラした瞳と、まっすぐだけど弱いところもある、そんなところに惹かれる。
そして、祖母を演じる富司純子さんがいい。優しい感じの富司さんがべっちゃーな役を演じているところが、孫とのふれあいを素直に喜べない初音の気持ちにしっくりくる。
そんな『てっぱん』を見て涙しながら、尾道へ、そして大阪へと誘うそぞろ虫の気配を感じた。