昨日の疲れが残っているのか、今日は仕事に集中することができず、切りのいいところで職場をあとにした。
いつものように夜空を見上げると、少し高い位置に月が輝いていた。その月と街灯とのコラボレーションに目を止めた。その瞬間、何かを考えたように思うのだが、それがなんだったのかがわからない。何も考えなかったのかもしれないが、無意識に考えたというのが何となくロマンチックで、そう思いたい。
そう思いたいのは、帰りの電車で男子高校生に囲まれているからだろうか。女子高生なら何となく会話に耳を傾けるが、このシチュエーションでは、絡まったヘッドフォンのコードを慌てて解き、ボリュームを思い切り上げ、世界を遮断してしまう。違う選択もあるだろうに、今の僕にはそんなことしかできない。
いつものように夜空を見上げると、少し高い位置に月が輝いていた。その月と街灯とのコラボレーションに目を止めた。その瞬間、何かを考えたように思うのだが、それがなんだったのかがわからない。何も考えなかったのかもしれないが、無意識に考えたというのが何となくロマンチックで、そう思いたい。
そう思いたいのは、帰りの電車で男子高校生に囲まれているからだろうか。女子高生なら何となく会話に耳を傾けるが、このシチュエーションでは、絡まったヘッドフォンのコードを慌てて解き、ボリュームを思い切り上げ、世界を遮断してしまう。違う選択もあるだろうに、今の僕にはそんなことしかできない。