あしたはきっといい日

楽しかったこと、気になったことをつれづれに書いていきます。

ワイドスクリーン

2007-09-16 20:24:25 | つれづれ
連休というのに、今日は一歩も外に出られなかった。
昨日、用事があり久しぶりに車を運転したのだが、体調が悪かったのに加え、帰り道を選び間違え、渋滞にはまってしまい、疲れがどっと溜まってしまった。
せめて、映画でも観に行こうと思うけど、「めがね」は来週からだし…

先週末、故黒澤明監督の「天国と地獄」と「生きる」がドラマとしてリメイクされ放映されていた。前者はラスト前少し観ていたが、後者は主演の松本幸四郎さんが映画の志村喬さんとあまりにもかけ離れている感じがして、それはそれで観るものがあったのかもしれないが、あのうるさいユースケ…(長すぎる)が出ているのに嫌気が差して観なかった。
両方の作品とも、20年程前だったかにテレビで放映されたときに観た印象が今も残っている。同時期に放映されていた小津安二郎監督作品は、あの固定カメラのクローズアップがどうも僕には合わない…

さて、たまに寄る邦画サイトで、リメイク版「椿三十郎」が紹介されていた。
この作品と「用心棒」も、同じくテレビで観たが、目が離せない展開と、スリリングな中にコメディ的な要素も加わっていて、娯楽性たっぷりだったと記憶している。
三船敏郎さんと織田裕二さんを比べると、だいぶ違う印象だが、それはそれ、新しい切り口で魅力ある作品になっていれば、ぜひ観に行きたい。

ところで、この作品はワイドスクリーンなのかな? まあ、最近は「70mm」なんてことばをチラシに見かけることもなくなったが、大画面をうまく使った演出を見てみたい気がする。

障害

2007-09-14 03:02:27 | つれづれ
「私が残ることが障害に…」と、安倍首相は退陣の理由の一つを述べた。

僕も最近、職場の中で自分がこの位置にいることが、実は仕事を進めていく上で障害になってしまっているのでは…と感じていた。
自分がここからいなくなれば、必然的に誰かをその位置にあてがわざるを得ないだろう。そしてその時、本当にその仕事をするにふさわしい人を選び直すことができれば、一時的な停滞はあるにせよ結果としてスムースに流れていくのではないか…

そんな思いが行ったり来たりしながら、時間だけが過ぎていく。

生活のことを考えると、彼のような決断はできない。けれども、このままズルズルと行くのも、自分にとっても仕事にとっても良くないのではないか…

病院に向かう車の中で空ろな感じの彼の姿を見て、そろそろ本気になって「その日」について考えなければいけないと思った。

輝き

2007-09-12 23:38:32 | つれづれ
人を傷つけたくないと言いつつ、自分が傷付きたくないから… 僕は恋愛を遠ざけてきた。だが、人が傷付くのは恋愛以外の理由もあるし、恋愛にはそれを越えるものなのだと、頭の中では理解している。危険を冒さない代わりに、人生の輝きを手に入れずに来た。
多分恋に続いていった、いくつかの分かれ道を思い出しながら、その時、その手をしっかり握ろうとしなかった自分のふがいなさが、もしかしたら相手を傷つけてしまっていたのでは… 彼女達はいま、輝きをもって日々を過ごしているだろうか。

大崎善生さんの「スワンソング」を読み終えた。彼が綴る愛は、痛々しく、それでも輝いている。この作品も、読んでいて痛みを感じていた。それでも、美しい旋律を奏でる文章に引きこまれていった。

最初は、「人を傷つけてこなくて良かった」などと感じていたのだが、読み終えると、人を傷つける結果になっても、人を愛したいと思った。

人が死んで星になるとしたら、その輝きのもとは、キラキラと輝く思い出なのかな。としたら、僕の星は放つ光を持たない。そう、誰からも見ることができない星となって、夜空を彷徨うしかない。

帰りの電車の中で、最後の数ページを再読した。昼休みに読んだのと同じところで、再び涙が溢れてきた。

恋愛の痛みを経験した人には、古傷に響くのだろうか。いや、その古傷も、もしかしたら輝いて見えるようになるかもしれない。

逃げても…

2007-09-12 22:51:33 | つれづれ
安倍首相が辞意を表明した。
参議院選挙で大敗してから、時間の問題だと言われていたが、正直タイミングが悪い感じはする。けれども、そう言い切れないという思いもある。

彼のスタンスに僕は与しない。就任当初からの動きに危うさを感じていた。
だが、彼は彼の信じる道を進むべく、さまざまな問題に取り組もうと思っていたのだろう。そしてそれぞれに使命感を持っていたと思う。でも、全てをうまくこなすには、「チーム安倍」も、そして彼自身もあまりにも脆弱であった。
そういう彼にあとを託した前任者と、何となく彼を選んだ自民党の責任は重い。それより、就任時に彼を支持した国民も…

自分も任せられた仕事をやりきれないでいる。「優先順位を付けて…」と最もらしく言う人もいるが、相手にとっては自分が持っていった課題が最優先であり、その期待が重くのしかかる。それより、できなければ「なぜできないのか!」と叱責される。

そんなことを考えると、少し同情する気持ちが湧いてきた。「逃げてもいい…」という言葉を、彼にかけてあげてもいいんじゃないかな。

本の虫…

2007-09-08 23:59:24 | つれづれ
台風が過ぎ去った翌日。夏の暑さが戻ってきたようだ。
昼間は、録画してあった映画「かもめ食堂」などを観ていた。
そう、荻上直子監督の「めがね」が気になるので、その前に観たかったからだ。
淡々と流れる時の中に、登場人物の心の移ろいが織り込まれた、暖かくなる作品だった。それにしても、小林聡美さんはいつ見てもかわいいなあと思う。

ところで、買おう買おうと思っていたCoccoの「想い事」と、出たばかりの大崎善生さんの新作「スワンソング」を買おうと、書店に行った。
まず雑誌置き場に行き、おもしろそうなものがないか探してみたが、結局航空雑誌(旅客機のね!)を立ち読みして次に行く。
ベストセラー棚に行くと、梅佳代さんの「男子」と「うめ版」がずらりと並んでいた。先週「週刊ブックレビュー」で紹介されているのを見て興味を持っていたが、手にとってページをめくると、周りの目も気にせず笑ってしまった… ということで、今日は「うめ版」を買うことにした。
お目当ての2冊をカゴに追加し、新書コーナーに向かう。
先日勉強会で一緒になった人が熱心に紹介するので気になっていた「生物と無生物のあいだ」を加え、さらに「はまる人、はもる人、はめる人」というタイトルが気になり、結局5冊を購入した。

とりあえずは「スワンソング」から読み始めようと思うが、さて、この秋の間に全て読み終えることができるだろうか…

理想の上司

2007-09-06 23:17:30 | つれづれ
今ネットで、こんな記事を見かけた。
トップは所さんと黒木さん=一緒に飲みたい理想の上司-キリン調査 (時事通信) - goo ニュース

一緒に飲みたいかどうかはともかく、理想の上司というのはどんな人なのだろう。
正直なところ、今までそんな人を上司に持ったという感覚はない。それは単にそう思えなかっただけなのかも知れないが…
では、「理想の上司」とはどんな人だろう?
自分が思う理想の上司は、
①部下との間に一定の距離を保ちつつ、しっかり部下を見ている。
②部下にやらせてみて、どうしてもダメになりそうだったら、その手前でそっと手を差し伸べる。
③部下の責任は追及しつつ、上に対しては自分が矢面に立つ。
といった感じで、ありきたりかな?

さて、このランキングを見て思ったのだが、國村隼さんの名前がない。
イメージからするとピッタリな感じだと思うのだが、どうだろうか。

ところで、ニュース番組では台風のニュースが続いている。レポーターがわざわざ危険な場所でヘルメットを被って途切れ途切れのことばで状況を伝えているが、いつも思うのだが本当に必要な映像なのだろうか?
彼らが被害に巻き込まれないことを祈る。

この社会に

2007-09-06 22:36:29 | つれづれ
台風の影響もあり、今日は早めに帰宅した。
乗換駅の通路に、障害者雇用支援月間のポスターが貼られていた。先日から気になっていたが、今日は人通りが少なかったので足を止めて観ていた。

企業には一定以上の割合で障がいを持った方を雇用する責任がある。けれども、この責任を十分果たしていない事業所も多い。
振り返って、自分の仲間として障がいを持った方が入ってきたら、果たして自分はどういう接し方をするだろうか。きれいごとを言っていても、実際は厄介だと思わないだろうか? もしかしたらそれはハードルでも何でもないのかもしれない。

今、ワーキングプアなどの問題が深刻化している中、障がいを持った人たちへのケアは十分なのだろうか。そんなことを考える余裕すらなくなった?いや、それは余裕があるなしに関わらず考えなければならないことなのだと思う。

日頃街中ではどうだろう。杖を突いて歩いている方が前にいたら、イライラしないだろうか。そんな自分を今一度冷静に見つめ直してみよう。


秋はまだ・・・

2007-09-06 00:11:46 | つれづれ
あまりの湿気に、外に出るのが嫌になったけど…
ということで、暦の上では秋でも、本当の秋はまだ訪れない。

芸術の秋、スポーツの秋、読書の秋、そして食欲の秋。
最もあとのは置いておいて、そろそろ楽しい季節になってきてもいい頃なのに、この暑さは堪える。

まあ、お盆のあとから、電車の中でも寝てばかりで、ページも進まないだろう。それでも、読みたい本はいくつかあって、けれども、近所の書店にはなかった…

週末は、あの書店に行ってみようかな

秋の気配

2007-09-02 18:03:02 | つれづれ
あの暑さは何だったのだろう…と思うほど、昨日今日と涼しい日が続いている。
昨日は午前中病院に行ったきり、午後は寝込んでしまったが、やはり何もしないと「もったいない」気がして落ち着かない。
ということで、お昼前からカメラを持って自転車で出かけた。

いつものように、特に行く当てがない。だから、何となく川のほうに向かっていった。途中、不忍池を通ると蓮の葉で覆われ、ピンク色の花がところどころに咲いていた。行き交う人の表情も、酷暑の時とは比べようもないほど穏やかな感じがする。

柳橋界隈は日曜だからか、人影はまばらだ。まあ、平日に来ることはないので比較のしようもないのだが…

浜町の交差点で信号待ちをしていたら、植え込みに白い花を見つけた。名前は分からないのだが、繊細さに惹かれてレンズを向けた。

ゆっくりといくつかの橋を渡りながら写真を撮っていた。1カ月前だったらこの間に何本の清涼飲料を飲み干していただろうか。だが今日は、途中に飲んだのは一本だけだった。それも、カルピスを買ったつもりがカルピスソーダで、あの暑さの中だったら平気だったのに…と思った。

こんな時は食事場所もなかなか見つからないもので、結局根岸の洋食店に入った。
店内には、訪れた芸能人のサインなどが所狭しと飾られていた。
感動するほどではなかったが、まあまあの味だった。
食後に出されたコーヒーを口にしながら、Jazzの調べについついうっとりしてしまった。

まだだるさは残っているけど、今日済ませておかなければならないことがまだある。その前に一休みしよう…



つるつる

2007-09-01 22:33:53 | つれづれ
午前中、病院から帰ってくるとテレビに高砂親方が映っていた。
今スポーツニュースで最大の話題は、プロ野球でもJリーグでも、そして日本選手の活躍が目立たない世界陸上でもなく、「朝青龍」だ。彼の動向にマスコミが集中していて、僕らもそれに乗せられている…というのが現実だと思うが、僕も多少は気になる。

果たして、大相撲というのはスポーツなのだろうか。そんな疑問を昔から持っていた。学生相撲は純粋なスポーツだが、大相撲はスポーツと言うよりは伝統芸能に近いものなのだと思う。だから、八百長疑惑が騒がれたときもあまり問題視しなかった。確かに、贔屓の力士がいれば日々の勝ち負けが気にはなる。けれども、その力士を贔屓にする理由は、強いからというよりも技のバリエーションや相撲のとり方だったりすることの方が多いのではないだろうか。

そういう意味からすると、別の意見もあるだろうが、朝青龍は強いけれど美しさに欠けるように見える。横綱審議委員会という会議(これもどういう基準でメンバーが選任されているのか良く分からん)でも、引退勧告めいた意見が出たと言うが、むしろ引退してしまったほうが、本人にとっても「大相撲」にとっても良いと思う。
彼が横綱になったとき、品格を問われて横綱になれなかった小錦と比較し、違和感を覚えた。小錦はその後も怪我を押して土俵に上がり続け、相撲人気を支えたが、朝青龍はどれくらい相撲ファンを増やしたのだろうか(モンゴル国内は別としてね)。くしくも同じ高砂部屋の力士というのも、皮肉な感じがする。

さて、帰国会見で高砂親方は「他にも弟子がいる」と早々の帰国理由を話していたが、その弟子たちをしっかり育ててほしい。温泉の話をいきいきとしていた親方を見ていて、素直に微笑ましく、こういう人がこの世界には必要なんだと思った。