うどんすき？

商店街を抜け、大回りして駅へと戻ろうとしたところで、住宅街の中に手打ちうどんの店を見つけた。何となく「ここだ」という勘が働き、その店に入った。

注文した品は、ぶっかけうどんの上に貝柱の天ぷらを乗せたものだというので、お願いして別盛りにしてもらった。

腰が強すぎるかなと思うくらいの麺は、温かい汁には合うかもしれないと思いつつ、別盛りにしてもらった天ぷらを口に運ぶ。塩があれば気が利いているのにと思うものの、これ以上のわがままは控えた。

冬に気の置けない友人と訪れ、うどんすきでも食べてみたいと思ったが、目の前に座る人が像を結ばず諦める。帰ったらすぐに眠ってしまおう。

ラッキー？

久しぶりに、本当に久しぶりに途中下車してみた。家に電話をしたら「夕飯がない」と言われたのを口実に、駅から少し歩いてみた。

商店街の途中にオーディオショップがあった。家電店ではなく、オーディオの専門店だ。高級住宅街に近いから、それなりに需要はあるのだろうか。

そういえば、携帯の占いを見たら、今日のラッキーアイテムが「オーディオ」だった。では何か買っていこう…などという金額でもなく、聴く音楽はそれほど道具を選ばないから、横目に見るだけで先を急いだ。

それでも何かいいことがあるだろうか。

SMILE

ずいぶんと日が短くなったと感じながら、まだ薄暗い空の下を歩いた。日差しの量が少ないからか、今いち元気が出ないが、日課だと思いながら、ゆっくりではあるが歩き続けた。

ここしばらくはあまり楽しいこともなく、淡々とした日々を過ごしていたが、日曜日の打合せはトントンと進み、「さあ、再スタート」と思った途端、ブレーキがかかった。

冷静に考えれば対処の仕方がいくつもあったのだが、ついつい頭にきてしまい、トゲトゲしいメールを送り返してしまった。

もう少ししたら、軌道修正のメールを送っておこう。ここで僕もがブレーキをかけてしまったら、それこそ本末転倒になってしまうから。そう、こんな時は、SMILE スマイル！

心配の種

帰宅途中の空が時折ピカッと光る。雷が落ちてきているようだ。幸い、駅までの道のりは雨に降られることもなく、後は自宅最寄り駅に着いても降られないことを祈るばかりだ。

と、途中駅の表示で、その最寄り駅に向かう線のダイヤが乱れていることを伝えている。よく見えなかったので携帯で確かめると、２時間以上前に起きたトラブルらしい。

まあ、慌てなくても何とか帰ることはできるだろう…ということで、心配の種は雨に絞ろう。

なが～い目

目先のことであれこれ騒ぎ立てること自体は昔からあったろうが、世の中全体の傾向として顕著になったのはバブル崩壊後だろうか。いや、写真雑誌の登場から隆盛期からだろうか。叩かれて当然と思えることもあるが、それで世の中から抹殺されてしまうのもどうかと思うし、「叩かれて当然」と言い切ってしまう僕の感覚も麻痺してしまっているのかもしれない。

その傾向は今も残っていて、「即戦力」の名の下に人を育てなくなった企業もその括りに入るだろう。ろくに人を育てないのに、失敗すれば責められるという矛盾の構造を断ち切らなければいけないのに、誰も根本的な問題には手を付けない。

むかし、小松政夫さんのギャグに「なが～い目で見て下さい」というのがあった。両目尻に手を添え、外に引っ張りながら「長い目」を表現していた。子どもの頃の僕にとっては単なるギャグでしかなかったが、今になって含蓄ある言葉に思えるというのも面白い。

今の時代こそ、「なが～い目」が必要なのではないかと言ったら、若い世代の仲間たちには伝わるだろうか。

その道を行く

次回のイベントに向けての打合せと、前回のイベントの打ち上げとが続き、まだまだ盛り上がっていたが、宿題をもらったため早めに席を外した。

何でこんなに盛り上がったのか、自分ではわからないが、一つ言えるのは、集まったメンバーのポテンシャルが高かったことだろうか。タスクに対する姿勢もそうだが、何よりも「楽しもう」という気持ちの強さをものすごく感じたし、今日集まってもそれを改めて感じる。

一回り以上若い彼らについて行けるか不安だが、行けるところまでついて行こうと思う。

気持ちだけ

予定の前に芝居の切符を買いに行こうと思っていたが、時間がないのと、あわてて買うと必ず損をするという不安から、諦めた。

それにしても、暑い。道沿いの花も萎んでしまっていた。気持ちだけは負けないと思うものの、気持ちだけでは歩き続けられない。

とりあえず、影を踏んで歩こう。

ほほえみ

今朝は湯島から谷中を抜けて歩いた。日頃は振られてばかりの猫に、今日はポーズを取ってもらえた。

近くの和菓子屋に、元TBSアナウンサー 海保知里さんのサインが飾られていた。あの素敵な笑顔を思い出すと微笑んでしまうが、幸せな生活を送られているのだろう。

ちょっと時間があるので、プールにでも行ってこよう。

大衆的

夕食は久しぶりに外で食べようと思った。母に食べたいものを訊ねると、野菜をとれる中華料理がいいというので、ネットで探してみた。ところが、いざ探そうと思っても、キーワードが思い当たらず、すると、なかなか見つからない。とりあえず、後楽園…ではなく、東京ドームシティの向かいにある中華料理店に行った。

大衆的な店で、値段も大衆的だった。まあ、高級中華料理店などにはかなり以前に仕事で数回行ったくらいで、それが僕の口に合うとは言い切れない。

食事を終え、コインパーキングの料金を払おうとして、この駐車場が大衆的でないことに気付いたが、後の祭りだった。

夏だから

今日も早朝に歩き始めようと思っていたが、ついつい二度寝してしまい、一時間以上遅くに出かけた。気温は高かったものの、歩くには心地よく、疲れのため辿々しい足取りではあったが、休むことなく歩き続けた。

思うように汗もかかなかったが、それでも寝ているよりはいい。道沿いの家で手入れされた花々を楽しませてもらうのもいい。

だが、帰ってきたらぐったりしてしまった。結局、夏はこんなものなのかもしれない。