平成28年11月8日(火)、公州総合バスターミナル8時25分発のバスに乗って扶余に行く。45分後の9時10分、扶余(プヨ)市外バスターミナルに着いた。扶余は、武寧王の後を継いだ聖王(ソンワン)が、日本に仏教が伝来した538年に、公州から遷都し、660年新羅・唐の連合軍によって滅亡するまでの122年間、百済の王都だった町。見どころは、バスターミナルから3km以内にすべてあり、歩いて回った。
1.公州から扶余に遷都した聖王(ソンワン、在位523~554)
2.百済の代表的寺院「定林寺址(チョンニムサジ)」
石塔には、「大唐平百済国碑銘」と刻まれているとのことだが、肉眼では確認できない。
3.国立扶余博物館
飛鳥寺から出土した「8枚の蓮の花びら」をあしらった、いろいろな種類の瓦が数
多く展示されていた。日本は、まさに百済と繋がっていた。
4.扶蘇山城(プソサンソン)
海抜110mにある王城
5.迎日楼(ヨンイルル)
百済の王が毎朝日の出を拝んだところ
平成28年11月7日(月)、午前中に公州市の南東の鶏龍山(ケイリョウサン)国立公園内の名刹「甲寺(カプサ)」、午後、旧市内の「公山城(コウサンソン)」を見学した。
甲寺は、百済時代の425年に創建された歴史のある寺。「公州総合バスターミナル」近くのホテルから、左前方に公山城を見ながら錦江(クムガン)を渡り、市内バスターミナルまで歩いて行った。ブログでチェックした通り、「甲寺」は、320番のバス(1,400W、約130円)で、30分だった。甲寺参拝後、参道の食堂で昼食を取り、下車した場所で、320番のバスに乗って、時刻表通りの30分で、市内バスターミナルに戻った。
公山城は、標高110mの小山にある百済王朝の城址。475年から538年に扶余(プヨ)に遷都されるまで63年間の王城。かなりアップダウンがある城壁を2時間半かかって一周した。
公州(コンジュ)は、百済が高句麗(コグリヨ、こうくり)との戦いに敗れ、475年ソウル南部から遷都し、以降63年間、百済の王都だった町。
11月6日(日)、大田複合ターミナルで公州行きバスのチケットをなんとか購入できたと思ったら、数分後の11時40分発だった。食事後に出発する便をと思っていたが、買えただけでうれしい。50分後の12時半に、百済王朝の城址「公山城(コンサンソン)」がある旧市内と、錦江(クムガン)を挟んで対岸の新市内にある「公州総合バスターミナル」に着いた。(バスターミナルと公山城から見た新市内)
「国立公州博物館」は、月曜は休館だから、今日中に見学しようと、バスターミナル前のタクシーにすぐ乗った。20分くらいで着き、写真撮影できない分、じっくり時間をかけて見学した。武寧王陵(ムリョンワンヌン)から出土した約3,000点もの副葬品が展示されていた。武寧王陵は、1971年に偶然発見され、韓国考古学史上、最大の発見とされた古墳である。
①国立公州博物館
②武寧王陵のある宋山里古墳
③武寧王陵模型館と模型(内部、高句麗に敗れた百済を再建した武寧王)
釜山港国際ターミナルの新築移転は予想外だったが、平成28年11月6日(日)9時前に、ほぼ計画通り、釜山駅に着いた。KTX乗車券の購入窓口で、『36,200W』と示され、自分の「旅ノート」には、『29,400w』と記載していたので、思わず「高い」とシグナルを送ると、チケットの「Sun」に赤ボールペンでマークされた。日本の高速道路は、土日は3割引きになるが、韓国の鉄道は、月~木の平日が安い。「旅ノート」には、平日料金を書いていたらしい。そもそも韓国の運賃は、鉄道、バス、タクシーいずれも日本と比べると相当安い。釜山9時20分発に乗って、 約250km、1時間34分、3,415円で、10時54分大田(テジョン)に着いた。大田駅は、営業しながら新駅舎を建設中だ。公州行きバスに乗るため、「大田複合ターミナル」に向かう。少し距離があり、分かり難い場所なので、タクシー(4,200W,約400円)に乗った。韓国では、郊外バスと市内バスでターミナルの場所が違うことが多いので、要注意だ。