暮れから正月にかけて「食って、飲んで、寝て」ばかりでは、いかんかなと思い、気軽に読める本は何かなと考えて、遅ればせながら昨年巷で話題になった
島田洋七 著 「佐賀のがばいばあちゃん」
を読みました。
大晦日にTVでも放映されていたようです。
[あらすじ]
昭和三十三年、広島に暮らす昭広(島田洋七の本名)少年は父親を原爆症で亡くし、母親に女手ひとつで育てられている。
居酒屋で働く母を恋しがって、まだ幼い昭広が物騒な夜の盛り場にやってくるため、懸念した母親がだますようにして、佐賀の祖母・”おさのばあちゃん”の家へ送ることから物語が始まる。
島田洋七 著 「佐賀のがばいばあちゃん」
を読みました。
大晦日にTVでも放映されていたようです。
[あらすじ]
昭和三十三年、広島に暮らす昭広(島田洋七の本名)少年は父親を原爆症で亡くし、母親に女手ひとつで育てられている。
居酒屋で働く母を恋しがって、まだ幼い昭広が物騒な夜の盛り場にやってくるため、懸念した母親がだますようにして、佐賀の祖母・”おさのばあちゃん”の家へ送ることから物語が始まる。
”おさのばあちゃん”の家は超のつく貧乏であり、ばあちゃんは苦労人だった。
だがそれ以上に、明るく逞しい「がばい(すごい)ばあちゃん」であった。
奇想天外なアイデア、破天荒な発言で昭広をけむに巻く。
最初は驚かされっぱなしだった昭広だが、佐賀にも、学校の友達にも、そしてばあちゃんとの「由緒正しい貧乏暮らし」にも馴染んでいった。
周囲の優しい人々に見守られ、すくすくと成長する昭広少年の、がばいばあちゃんと過ごした8年間を描く。
なるほど評判になるだけの事はあって、涙あり、笑いありの心温まるエピソードがとても楽しく考えさせられる作品でした。
この時代に生きた人は島田洋七の「がばいばあちゃん」に限ぎらず大なり小なり似たような暮らしをしていたのだろうと思います。
どんな時代でも、幸せは、お金が決めるものじゃない。
自分自身の心のあり方で決まるんだ。
この本には”人生を逞しくそして楽しく生き抜く為のヒント”が沢山あります。
新春に読むにはぴったりの本だと思います。