楡周平 著 「猛禽の宴(続Cの福音)」を紹介します。
以前紹介した楡周平のデビュー作「Cの福音」の続編。
「Cの福音」は日本を舞台に、コカインの輸入や抗争を描いたものでしたが、今回はニューヨークを舞台に激しい戦いが起こります。
金がほしいわけではない。
己れの能力・可能性の証明として、その対価を求めるのだ―
闇の世界にしなやかに生きるヒーロー「朝倉恭介」
アメリカでバカンスを楽しむ恭介に緊急の連絡が入る。
恩人でもあり、父親のような存在でもあるファルージオが他の組織に襲われ半身不随となってしまった。
そして、ファルージオが指名した次のボスはアゴーニ。
しかし、幹部のコジモはそれに納得がいかずに、ファルージオを襲った組織を使ってアゴーニを始末し、遂にボスの座に上り詰める。
そして、恭介の日本でのビジネスも手中にしようと恭介を脅迫する。
恭介はコジモがアゴーニを殺った事を知り、コジモに制裁の闘いを挑む・・・。
前作以上に疾走感あふれるストーリー展開、
戦いの緊張感、
そして朝倉恭介のカッコよさが溢れています。
痛快ハードボイルド小説!
悪のヒーローの活躍に心が躍ります。